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2005年03月03日

いよいよごみは有料化に

 先月末に廃棄物減量等推進審議会から答申が出され、家庭ごみの有料化の方向がいよいよ本格かするようです。早ければなのか、できればなのか平成17年度中に実施をしたいと言うことです。いつそのための提案が議会にされるのかわかりませんが、今年の6月、9月、12月議会の3つの選択肢のどれかになることは間違いないと思います。議会で有料化を認めたとしても、一定の周知期間が必要なので、来年度中の実施を考えるのならば9月議会までには条例提案が行われると思います。
 審議会では、市民への説明会等をきちんと開催をし、ごみ減量の啓発も行いながら有料化を進めていくべきだとしています。どのように市民への説明会の実施など開催するのかわかりませんが、早急にごみ有料化対応をしていきたいとのことでした。どんな風に対応をしていくのかが注目されます。もちろん議会でも有料化の賛否があるわけですが、「ごみを有料化する前にもっとすべきことがあるのではないか」というのが生活者ネットワークの立場です。「ごみ減量」を最大の目的とした有料化とは言え、減量効果も一時的なものにしか過ぎないのでは?との疑問もあります。隣りの日野市の例などを見てもわかります。日野市ではごみが減量したものの、またまた微増し始めたので、どのくらいの回数実施したのか正確には把握していませんが、市長自らが市民に理解を求め各地域での出前説明会を相当数行ったと聞いています。有料化していくことも市民にとっては負担が増えるとも言えます。市長がどのように市民への理解を求めていくのか、施政方針におけるプロセスを大切にしてくとの姿勢がどう行動になっていくのかが注目されます。

 それにしても、ごみはどこまで減量すればいいのかなと思います。どこまでも減量を追求することが大事なのかもしれませんが、ごみを全く出さないで生活をすることは不可能です。ごみを減らすと言えば、最近になって、紙オムツを使用するとこんなにも大量のごみが出るのかと実感しました。赤ちゃんなどへの対応については、一定程度までは無料にして、それ以上の分については有料にするという考えのようですが、この一定程度の目安とはどこに根拠を置くのかなとも思います。「平均的な排泄料」にでもするのでしょうか。排泄料は人それぞれですし、排泄するなとも言えません。しかもオムツがとれる年齢もまちまちです。紙オムツの廃棄を考えても、市としての考え方をどうまとめるのかなと思っています。今日の質問者が低所得者層や社会的弱者に配慮しすぎることで有力なごみ減量施策としての有料化の効果が減殺されるとの主張がをしていましたがそのとおりです。配慮と有料化のバランスの考え方をどうするのかは課題です。

投稿者 hisaka : 2005年03月03日

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