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2005年03月02日

西永山中学校跡地の活用

 学校跡地活用の方針では旧西永山中学校、旧東永山小学校の跡地の活用だけがえらく具体的になっています。既に来年度予算には旧西永山中学校については障害者施設の建設をにらんだ経費、旧東永山小学校についてもパルテノン多摩の市民サロンを使って展開していたeワーク情報局が衣替えするかたちで新たな創業支援施設の整備費が計上されています。

 学校跡地施設の活用は方針が決定しただけで、個別具体的な活用計画はまだまだこれからの作業だとしながらも、上記2校に関して言えば、あっという間に必要経費が予算化されるスピーディな対応です。その対応の速やかさには目を見張るものがあります。財政難を理由に、第4次総合計画はすでに破綻していると言われ、全体的にすべての事業が停滞している雰囲気があるにも関わらず、この学校跡地活用に関しては行け行けどんどんで進めていく姿勢にアンバランスさを感じます。

 今日の質問でも旧西永山中学校の跡地活用で計画されている福祉施設に関し、あとは応募事業者の選定を行うのみ…という段階にきていることがわかりました。一応なのか、遅れ馳せながらなのか議会でも学校跡地活用問題を総務常任委員会の調査事項としているのですが、議会の動向をちょっとは気にして気にしない態度で、行政は着々と方針どおりに事を運んでいるんだなと思っています。議会の存在意義を自ら疑いながら議場に座っているのは本当に虚しい限りです。
 特に、規模は別としても福祉施設の必要性を認める点ではどの議員も一致するのだと思いますが、その施設建設と学校跡地活用がセットになっていることが問題を複雑化させていることは確かです。学校跡地活用方針自体に問題点を感じる立場であれば、福祉施設の必要性を理解していたとしても、今回の施設建設をそう簡単に了解するわけにはいかないからです。今定例会には、福祉施設建設を願う立場から陳情が提出されました。具体的に旧西永山中学校跡地に建設をお願いしたいとの内容です。厚生産業委員会で審査されることになっていますが、各議員とも難しい判断が迫られるのだと思っています。
  私たちの会派でも、この件では大きな判断をせねばなりません。総務常任委員会に提出されている陳情3件とともに会派の学校跡地活用方針に対する態度が問われているのだと考えています。

 いずれにせよ、日程的には来年度予算について特別委員会が開催され、その中で賛成反対の判断があります。その後に委員会が開催され陳情に対する判断が行われます。学校跡地の活用に関連した一般質問は明日以降も続きます。その答弁なども聞きながら自分の態度、会派の態度を決めていこうと思っています。

投稿者 hisaka : 2005年03月02日

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