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2005年02月24日

消費生活センターの役割

 ベルブ永山は公民館と図書館だけでなく、忘れられがちですが消費生活センターがあります。リサイクルショップの「はらっぱ」の隣りにありますが、奥まっているためにあまり知られていないと思われます。そのためにあまり活用もされていない気がします。毎年一度開催されていた市民実行委員会方式での「消費生活フォーラム」も行財政再構築の流れの中でなくなる方向です。消費者行政も縮小していくのかなと思っていました。
 ところが、最近の「オレオレ詐欺」対応など相談件数が増加していることから、来年度の予算では今年度からかなりの増額が予定されています。昨年度の決算書を見てみると、過去3年間の推移では相談件数が平成13年度865件、平成14年度998件、平成15年度は1721件という実績になっていますが、あまりの実績数値の急増の理由はもう少し詳しく知る必要があると思っています。
 消費者行政が拡充するのは喜ばしいことですが、ベルブ永山に消費生活センターが存在していることを周知しなければ意味ないよなと感じます。そこで今日は改めて、消費生活センターに足を運んでみました。

 消費者行政の分野はあまり馴染みがありませんが、非常に重要で、問題は多岐にわたります。BSEなどの食品の問題から、リサイクルなど環境の問題、医薬品、個人情報保護などなど盛りだくさんに取組むべき課題がたくさんある分野です。どれをとっても結局は市民が「かしこい消費者」になって、クリアできる課題と言えます。自己選択自己決定の時代の特徴である「自己責任」にも大きく関わる問題です。それだけに正しい情報を取得しておきたいと思います。
 消費生活センターのルームには関連資料、パンフレットなど置いてありますし、またビデオなども見ることができます。片っ端から置いてあるパンフレット等に目を通すだけでも半日以上はかかると思います。しかし、「知っていてよかった」と言えるような面白い情報に出会うことできます。
 その意味でも、消費者行政のあり方を再点検し、消費生活センターの存在価値が高まるような事業展開をしてもらいたいと思っています。せっかくあるのに活用されなければ宝の持ち腐れにしかならないからです。まずは、ベルブ永山に消費生活センターがあることをもう少し市民に認識してもらえるような工夫が必要かなと感じています。

投稿者 hisaka : 2005年02月24日

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