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2005年02月22日

総合計画審議会

 総合計画審議会がありました。今日で第3回目です。多摩市の現状分析について委員どうしで共有をすることが目的で、前回に引き続いて人口と財政問題について資料を見ながら意見を出しました。まだまだ意見交換できる状況にはありません。委員長も今回までが勉強会で次回から本格的に議論しましょうと言っていました。

 審議会では傍聴者からの意見を集める観点からアンケートを行ってますがそのアンケートにはなかなか手厳しい意見が書いてあります。特に会議中に一言も発言が無い委員に対しては「何のために委員になっているのか」また「税金から報酬が支払われていることに責任を感じて。」という声があります。傍聴に来ている市民の方は関心が高く、それぞれ多摩市のまちづくりへの思いが強いのだと思います。それだけに審議会を見つめる目も厳しいのだろうと感じます。 今日は委員長が傍聴者からの意見を考慮し、議員以外の委員すべてに発言を求めていました。

 しかしながら、私自身は審議会の規模にも問題があるように考えています。現在は20名という人数で、正直活発な意見交換できる規模とは言えないと思っています。3月議会には条例改正され全部で上限17名になる予定ですが、それにしても17人で議論を尽くすためには相当な時間が必要だろうと感じます。一回の会議は約2時間で長くても2時間半しかありません。「活発なご議論を」と言われても…と思います。

 ところで、これは議会にも同じことが言えると思います。議員は26名です。26名がそれぞれ意見を交わすとすれば、議長に求められる手腕、能力は水準の高いものとなります。そのために委員会にわかれたり、政策を同じくする人たちで会派を組んだりするのかもしれません。しかしながらそれであっても、政策の議論をしあうような場はなかなかありません。これが審議会に対するものと同様に「議員は何のためにいるのか。議会は機能しているのか。税金からどのくらいの報酬を得ているのか。」という批判へとつながってくるのだと感じます。
  
 額面がどうであるのかは別としても市民の税金から「報酬」を得ている責任は大きいのだと改めて思いました。

投稿者 hisaka : 2005年02月22日

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