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2005年02月21日

わかりやすい予算書

 多摩市の予算書は比較的わかりやすいと言われています。以前に比べると記載事項も詳しくなりました。情報公開や情報共有のためには、職員だけではなく議員にも市民にもわかりやすい予算書づくりが必要です。どういう予算書になればわかりやすいのかと言えば、「なるべく詳しく」 となると思うわけですが、全部の情報をもりこんでいくことは難しく、またその必要性もないと言えます。ただし予算書を見るだけではわからない情報があります。そのような情報を知りたいと思った時、アクセスできるようにしておくべきです。行政資料室の活性化をすべきです。

 さて、来年度の予算書で目についたのは「(協働費)」としてカッコ書きの記載が付されている項目があることです。多摩市の協働というのはくらしと文化部の市民活動推進課でまとめている協働事例集を見ても多岐にわたっています。それとつき合せて見ると、この協働費と書かれている事業の基準をどこに置いたのか、その考え方が不明です。
 
 この「かっこ書き」の意図については、協働費に該当する項目をすべて合計することで、市民協働の進捗具合を測ろうとしているのかと推測します。確かに一つの目安にはなるかもしれませんが、そのことだけで市民協働が充実しているとは言えません。記載が無いよりはあるほうがいいと思いますが、しかしそれが市民協働の進展を測る指標になるのかどうかは疑問です。協働費が見方によっては「安上がり行政」を測る指標にならないことを願うばかりです。

 会派として予算書に対する資料要求をします。来年度の予算に関心があり、事業内容の詳細を知りたい等、資料要求の中で明らかに出来ることもあるかもしれませんので、お問合せ下さい。

投稿者 hisaka : 2005年02月21日

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