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2005年02月18日

委員会での結論は?

 学校跡地問題について総務常任委員会が開催されました。参考人として学校跡地問題について検討をしてきた市民委員会のメンバー2名の方をお招きしました。最初にお二方より、市民委員会での検討結果を踏まえて行政計画として決定した学校跡地施設活用方針に対する意見を聞いた後、質疑応答を行いました。
 私が印象に残ったことは「反省を含めて言うならば、将来的な全体のシミュレーションをたてずに、現在ある学校跡地6校に限っての議論をしてきたのが事実」という主旨の発言でした。
 少子化が進むことで、今後も廃校が発生することは既に予測済みです。現在、そのことを踏まえ、教育委員会では学校の適正規模について審議会が行われている最中です。以前、今後発生する廃校の活用についてはどのように考えているのか尋ねたことがありますが、それはその時に考えるという回答がありました。参考人の方は「‘成り行き’ではいけない。」とおっしゃっていました。行政は方針について、成り行きではないと説明するのは当然です。しかし、市民から聞こえてくるのは「この方針にはビジョンが欠けていて、長期的にどうしていきたいのかが全く見えないし、感じられない。」という声です。私自身も行政の方針に対してはそのような印象を受けています。
 学校跡地の有効活用と将来のまちのイメージが明確化されていないことで、学校跡地施設の活用が財政難の問題とだけが強烈に結びついて語られてしまうのです。議論が矮小化しているように感じています。

 委員会では3月議会を目途にして、委員会見解を報告書にまとめる方向性です。私は今回の委員会での結論をもって、議会として十分に審査をしたと言えないと感じます。議会として特別委員会でも設置をして対応をすべき事項だと考えています。今日の委員会でのやりとりからも、両論併記でなければ委員会の最終報告書もまとまらないことが明らかです。しかし、委員会では現委員の任期も考えて4月末までには見解を出さねばなりません。非常に厳しいものがあります。まだまだ議会として調査も議論もしなければならないにも関わらず、その間で議論が尽くせるわけない・…多くの人がそう感じているように思います。

投稿者 hisaka : 2005年02月18日

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