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2005年02月17日

何だかよくわからないけど一応はペンディングらしい

 「寝耳に水」で突然に表明された3年間の市職員給与2.5%削減は、今のところ一時棚上げ状態になっている模様です。昨日の会派説明では「何とか3月議会には間に合せたいので、これからも組合と交渉を続けます。」というニュアンスでしたが、一体、この問題がどうなることやらと思います。
 組合のニュースを見ていると市長がと言うよりは「与党会派からの圧力」で給料削減に踏み切ることに決めたという説明がされている模様です。もし、そのような説明がされているとすれば、市長は本当に都合よく上手に「議会の意見を聞く」のだと思います。なぜなら、市長自身は本当は給料削減をしたくないと思っているけれど議会から言われているから渋々そうしているのか…とも受け取れるような協議の様子が組合ニュースにはレポートしてあるのです。
 いずれにしても今回の給与削減方針が組合とていねいな協議を重ねた上の合意事項として出されてきたものではなく、あまりにも唐突すぎで手順を無視、合意形成プロセスを蔑ろにして打ち出されてきたことが大問題になっています。市長と職員との信頼関係がズタズタになることだけは避けたいと願うばかりですが、ここは市長の「交渉力」が試されるところです。
 市長が職員にそっぽ向かれるとすれば、それは市民にとって最悪な状況を招きかねません。なぜならば、きちんとした仕事をしてもらえなくなる恐れがあるからです。きちんとした仕事としないとよりは、やる気が出なくなれば、自然と仕事の質が低下するに違いありません。同じことをするにも、やる気の有無は仕事の質を左右します。そういう状況にはならぬよう市長には導いてもらいたいと考えています。
 
 現況では硬直状態らしく、組合との合意形成を第一に考えていくことを市長側も態度表明しているようです。しかし市長が今までに市民との合意形成でたどってきたプロセスとその在り方を見ていると一抹の不安が拭いきれないのは正直なところです。人件費の問題は行財政改革においても重要な課題であり、市民からも関心の高い部分だけに、とにかくていねいな協議を積み重ねてもらいたいと思っています。

投稿者 hisaka : 2005年02月17日

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