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2005年02月11日

総合計画の見直しに向けて

 昨年秋に開催された「市民討論会」の報告会がありました。第4次総合計画の改定に向けての市民参画の一環として、当初は行政が討論会の企画をする市民ボランティアを募りました。開催された討論会には92名の市民が参加しました。その際の討論会の記録集がまとまり、今日の報告会開催に結びつきました。
 報告会の参加者は、討論会の時の3分の1ほどで、少し寂しいものがありましたが、しかし今日が初参加という市民もいたことはうれしことでした。一人でも新しい参加者がいることが、このような取組みを続ける中では大切なことだと感じます。報告を受けた後、参加者どうしのちょっとした話合いもありましたが、「まちづくりを行政任せにするのではなく、自分たち自身でもできることをやっていく必要がある。」という認識は共有化されているように感じました。
 
 このような市民の自主的な取組みが進められる一方で、総合計画審議会での議論も行われます。現在進んでいる市民独自の取組みが、審議会の中でどのように活かされていくのかと気にする声が多数あがっています。「ぜひとも総合計画審議会の委員と一緒に、ディスカッションする場を設けてもらいたい」という意見も出ました。これは実現すると面白いなと思います。総合計画審議会にも公募市民5名が参加していますが、それだけで十分だと言わずに、もう少し多様な意見をとり入れる工夫をしてもいいような気がするからです。「一緒に考えてやっていくことこそが大事ではないか」という意見にはそのとおりだと思いました。
 ちなみに今日の報告会には総合計画審議会の学識経験者メンバーの先生も一名参加されていましたが、審議会の委員自身が積極的に市民主催の会に参加していくことも、ひとつの方法ではないかと思います。
 市民討論会をきっかけにして、市民の独自の取組みが継続していることを審議会でも意識しなければならないと思っています。

 来週の火曜日には第2回の総合計画審議会が開催されます。ちょうど帰宅したところ、速達便で資料が届けられていました。次回の審議会の内容は「多摩市の現状分析について」を予定しているようです。それにしても送付されてきた資料全部について事前にていねいに目を通すのは大変な作業です。通常の場合、会議では配布資料の説明がなされますが、それだけで審議会の時間が終わってしまわないかと思えるほどの資料の分量になっています。

投稿者 hisaka : 2005年02月11日

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