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2005年02月10日

議員仕事が減るわけではなく…

 今年度の国民健康保険運営協議会も今日で終了しました。市長の諮問機関に議会代表が参加をしない方針(法定外のものについて)のため、多摩市の国民健康保険運営協議会のメンバーは4月以降大きく変更されることになります。

 二元代表制の確立と言う点からは、市長の付属機関に議員が参加しているというネジレ現象を解消することは望ましいことだと思います。議員は議会の場において、しかるべき議論を行えばいいからです。しかし議会で十分な議論がなされているのかどうか、そもそも議論が十分にかわされる場が確保されているのかどうかは今一度、議会そのものあり方を見直さなければなりません。市長から示されたものについて、ただ‘追認’しているだけでは意味がないからです。
 市長の付属機関から議員が撤退するのとあわせて、これからの議会の運営方法なども議論しなければならないのに、とりあえずは「議員が参加することがなじまないから。」という理由だけで役割終了を判断することは、ただ単に仕事減らしになるだけではないかと不安です。それこそ、議会として、さまざまな案件に対し、オープンに市民もまじえた議論の場を設定するなど工夫を考える必要があると思います。また、別の場で議論を持てばいいと言うことになれば、特に所轄事項ごとにわかれている委員会をもっと活発に運営していく必要があると思います。3ヶ月毎の定例会だけでは不十分なことはあきらかです。

 ところで、多摩市の市議会では費用弁償を廃止しています。他市町村市議会などでは会議などに出席をするたびに報酬のほかに費用弁償という手当が支払われてます。そのために一ヶ月に一度、費用弁償のために形骸化した委員会や会議などが行われている自治体もあると聞いています。多摩市の場合にはそのような費用弁償の支払いを気にせずに会議を持つことが可能です。すでに、議会が活発に開催されてもいいような条件は整えられていると考えられます。議員一人一人のやる気や意識の持ち方が議会を変えていくのだと思っています。

投稿者 hisaka : 2005年02月10日

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