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2005年01月28日

「わからない」のに委員長?

 自治基本条例に定められた「自治推進委員会」の第1回目の会議が開催されました。どんな委員会になるのかが楽しみでもあり、傍聴に出かけました。傍聴者は6名でした。
 この自治推進委員会をどのように運営していくのかは未知数なところもあり、事務局である企画課でも頭を悩ませていたはずですが、しかし走りながら考え、改善しながら進めていく方式での会議の運営になることは予想していたところです。
 自治推進委員会の委員は公募市民2名(男女各1名)を含む6名でした。学識経験者委員2名は男性、市内で活動する団体推薦の2名は女性であり男女比はちょうどよくおさまっています。委員の委嘱状の交付があり、その後委員長、副委員長が決定されました。今回は規則どおり「地方自治に識見を有する者」から委員長が決定されました。条例の施行規則どおりです。私自身は予め、行政が決めた規則の中で委員長が学識経験者と決められていることに疑問があり、議会の場でも発言をしていたので、今回の決定にもいささか不満がありました。
 しかしながら、会議が進んだ最後の方では、委員長の決め方含め施行規則についてもぜひ委員会の中で点検してもらいたいとの事務局の説明があったので少しは納得しました。

 今回委員に選ばれた市民らも「一体、ここの委員会では何をすべきか」というところがまだはっきりと見えていないようでした。それは当然のことだと思います。まずはどうやってこの委員会を進めていくのかから話合いが始まるとともに、次第に議論が深まっていくのだと思いますし、そのように期待したいと思います。とは言え、識見を有する委員長が自ら「よくわからない」という発言をしたことには私は心底腹立たしさを感じました。委員長は会議運営上のただの司会者と言うわけではなく、やはり委員会を引っ張っていくための役割を果たしてもらいたいのですが、「よくわからないなあ・・・・・・」とため息模様で言われてしまうと、傍聴している者には不安です。

 これからどんな風に推進委員会が動いていくのだろうか…自分自身も委員会の進め方やあり方などを考えながら今後も傍聴を続けていきたいと思っています。

投稿者 hisaka : 2005年01月28日

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