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2005年01月24日

資源循環型の地域づくりを目指す取組み

 悪化はさせたくない、とにかくできるかぎり今の地球環境はぎりぎりで守っていきたいと思います。環境問題の深刻さは誰しもが感じていることのはずです。どうやったら環境破壊を食いとめられるのかを考え、対策を講じることが求められています。資源循環型社会の形成は当然の時代ですが、意識はしていても行動にはなかなか結びつかない面があるのではないかと思います。実際の私自身の日常生活を考えていても‘エコ生活’とは言えないと感じます。

 今日、「菜の花プロジェクトネットワーク」という取組みを知りました。これは地域にある資源を地域内で利用する資源循環型の地域づくりを目指す取組みです。これはもともと民間レベルで始められたものに行政も参加する(支援できることは支援する)方式で滋賀県から広がったもののようですが、趣旨に賛同した人たちが各々の地域で「菜の花プロジェクト」の担い手として活動をしています。
 人との交流も含めたまちづくりを動かしていくモデルとしても面白い取り組みなので、ぜひ、一度実際のプロジェクトを動かしている人に話を聞きたいと思います。ちなみに1,000㎡の土地からは約60キログラムしか油がとれないらしく、採算がとれる事業にするには難しいようですが、価値ある活動として評価できると思います。採算は別としても、このプロジェクトによる「菜種油」は好評で予約販売で完売される状況だそうです。

 多摩市内を見まわすと菜の花を栽培するための「農地」に注目した場合には、なかなか場所確保の面で厳しいものがあるわけですが、しかし例えば学校の跡地やニュータウンの広大な未利用地に注目をすると一気にその可能性が広がるように思います。
 学校跡地施設の報告書の資料によると学校跡地施設の用地は各々20,000㎡はあります。そこに菜の花プロジェクトの可能性があるかもしれない・・・実現するためには思いを共有してくれる市民をまずは増やすことが必要です。

投稿者 hisaka : 2005年01月24日

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