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2004年09月24日

終わってみれば、あっという間!

 9月定例会が終了しました。長いようで短い・・・これが議会開催期間です。
 今回の定例会では市立幼稚園廃止についての条例提案が一番大きな決定でした。3月定例会では廃園方針の撤回を求めた陳情書が出され私たちも会派として採択をしてきた経緯がありました。その後の経過の中で、廃園時期は一年延長され、2005年度末から2006年度末に変更しましたが、新たな子育て支援施策の展開を図るために廃園をするという市長の方針は変わることがなく、私たちもずいぶんと条例に対する態度をどのように決めるのかは悩んだところです。最終的には、廃園方針を認めることにしましたが、認めたからには今後の事業展開を市長の言葉通りに着実に進めていってもらいたいと思います。
 自治基本条例があり、市民協働のまちづくりを進めていく多摩市では当然のことですが、市民参加で市立幼稚園跡の施設活用を考えていくことは構想としても以前から温めてきたとのことなので、ぜひとも、市民協働からも評価できるような今後の展開を図っていくべきと考えます。

 さて、今日は決算特別委員会の人事が決まりました。委員長は公明党の安藤さん、副委員長は清新クラブの萩原さんです。そのほかに今年度かが分科会方式ですので、メンバーの決定と分科会座長と副座長の決定がありました。分科会の人事などは予め決定していました。座長なども会派後とに割り当てがありました。私たちの会派では第3分科会の副座長の席が任されていたので、そこは武内さんが担当し、あとは所属委員会を考慮して私が総務費の含まれている第1分科会、篠塚さんが第2分科会で審査に臨むことにしました。予め座長などが決まっているので「指名推薦」であっという間、さっさと形式だけの決定手続きが行われ、時間がかかりません。
 ところが決算特別委員会の委員長副委員長については、投票形式だったのでやたらと時間がかかりました。こちらの人事についても単記無記名方式での投票では時間がかかることもあり、指名推薦方式で決定するはずでした。今までの代表者会議の中ででも、会派ごと順番にポストを回していく方針でした。
 今までの指名推薦方式では大会派、強い勢力順にポスト争いがあり、人事を決める前の段階で会派どおしのいわゆる‘根回し’がありました。つまり、予め指名される人を決めておくのですが、それが会派ごとに公平に割り当てるというわけではなかったからです。私たちはこの‘根回し’のせめぎあいに巻き込まれることに、正直嫌気がさしていて、こういう人事は公平なかたちで行われる指名推薦方式・・・これは会派ごとに公平な形で順番順番に委員長副委員長を担当する・・・もしくは‘根回し’なき投票形式にすべきだと考えてきました。要するに、指名推薦にせよ投票にせよ、いつもいつも‘根回し’があるのが、とても面倒だと感じていたのです。要は誰がやってもいいし、やりたい人がやればいいし、本当は立候補が一番望ましいと考えているのですが、そのあたりが不思議と…妙に議員は謙虚であり、みなさん自分から積極的に挙手しないという変なこだわりがあるようです。私自身は実は「やりたい」人っているのではないかと思っています。
 
 今日の場合ですが、委員長は予め公明党で、そして副委員長は私たちの会派で・・・ということがありました。しかしながら、私たちの会派の人材不足もあり、副委員長というポストはあまりにも荷が重過ぎると判断をして断わった経緯があります。その後、別の会派、これはもちろん今までにポストを得ていなかった?会派になりますが、そちらの方に話しが言ったそうです。
 ところが、その人事について「異議」があったのか、指名推薦でスムーズにいくはずの段取りが投票形式になりました。私たちとしては、自分たちが断わったとしても、次の会派にまわしていけばいいと思っていたので、投票しなければならないことに「えーっ」と言う感じでした。特に私は先週の代表者会議の傍聴をしなかったので、その経緯がわからずに、「なぜ投票?」と思ってしまいました。
 投票となれば、一体誰を選べばいいのかと思うわけですが、それは自分たちがポストをお断わりしたこともあり、予めほぼ本決まりであったはずの安藤さん、萩原さんに投票をしました。もちろん投票数でも圧倒的に委員長は安藤さん、副委員長は萩原さんに集中して決定されました。

 私自身は考えてしまいました。会派ごとにポストを回していく時に、やっぱり断わるべきではなかったな・・・ということですが、何せ私は委員長とか副委員長とか・・・・というポストに対し、自分自身は敷居の高さを感じてしまいます。周りは10年以上も年齢が高く、しかもベテラン議員は本当にベテラン過ぎて・・・近づき難い雰囲気を放つ人も多いからです。そんな場所で変に肩書きつきのポストを得ることはやっぱり考えにくい・・・ここは周りの人にお任せしたいところです。
 私の会派が引き受けなくとも、次の順番の会派にいけばいいなと思っていましたが、そういうわけではなかったようです。今回の決算特別委員会であまり出番が無いよ・・・とは言われていたとしても、私か篠塚さんが副委員長・・・私たちは全議員でも年齢が若い二人で・・・「引きうけることはできません。」と即断即答で固辞。
 この判断をしたことで、さらに複雑な議会模様、複雑な人間模様を体感したのでした。それにしても固辞しているのに、「本当に入らないの・・・」と何回も気にされたことには、やっぱりポストを意識する議員さんは多いんだ・・・との更なる確信につながりました。

投稿者 hisaka : 2004年09月24日

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