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2004年09月13日

厚生産業常任委員会…花火大会の再開はもちろん希望するところだけれど

 私が注目していたのは、前回より引き続き継続審査対象になっていた「関戸橋花火大会」の陳情です。これを採択するのかどうか…と考えていました。一般質問や補正予算の中でも、花火大会のことが話題に上っていたので、陳情を採択することで花火大会の再開へと議会が後押しする結果になるのかなと思っていたからです。もし、議会が再開について行政に要望をしていくのならば、それこそ予算編成の段階で花火大会経費をきちんと計上させることが必要です。
 
 今までは主催が商工会議所だったので、花火大会を助成する意味で「補助金」が交付されていましたが、商工会議所が中止を宣言したからには、花火大会を開催するためには誰かがイニシアチブを取らねばなりません。そこを行政が引き受けてでも、花火大会を開催させるのならば、花火大会がちゃんと開催出来るだけの経費を計上する必要があります。来年度の予算編成の問題ですが、仮に来年度に花火大会の経費が計上されていなかったとしたら、議会は花火大会再開をさせるために市長提出の予算案に修正を求めるのかどうか…などなど考えていました。そこまでしなければ、陳情を採択した議会の責任が問われると考えていたからです。

 個人的には、花火大会が夏の風物詩でもあり、開催を継続出来ることが望ましいと考えていますが、だからと言って今の多摩市行政が中心となれるだけの体力はありません。財政的にはもちろんですが、職員の人足の部分でも、もし行政がやるとなれば、一から段取りなども組まねばなりませんし、他にもすべきことがある中ではかなり難しいだろうなと思っていました。

 最終的に委員会では「趣旨採択」ということで、運営費をどうするのかという問題のほかにも、中州に花火師が取り残された問題の解決という課題もあったようですが、やはり、「採択」は難しいと結論が出されました。残念さがあることはもちろんですが、私は、委員会での判断は賢明であったと思っています。

投稿者 hisaka : 2004年09月13日

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