« やっぱりこれは。。難題 | メイン | 厚生産業常任委員会…花火大会の再開はもちろん希望するところだけれど »

2004年09月12日

神戸の‘まち’から・・・

 産後健診を早めに受けてから多摩に戻っていたので、週末から神戸へ。病院へ行き、体調が良好であることも確認できたので、これで私のほうはひと安心です。あとは子どものことですが、健康管理などの面からも、まだあと数回は折をみて、病院へ行くことになりそうです。

 さて、神戸で滞在している須磨区は多摩市と同様に大規模団地群が存在しています。ここは神戸市が民間より土地を買収して開発したところで、やはり整備された街並みが広がります。ニュータウンらしく、小奇麗でおしゃれな駅前空間があり、ちょっとした買い物が出来る小さめのデパートもあり、ちょうど多摩センター駅周辺が、もっとコンパクトに集合している感じのところです。
 ここで、私が着目をしていたのは・・・・。駅前から団地群に向かい、ほんの2分ほど歩いた場所に民間のセレモニーホールがあることです。しかもちょうど目の前、北側は道路を挟んで団地の一角と隣接しています。(ちなみに南側は線路ですが)
 こんな風にセレモニーホールがあるとは驚きです。セレモニーホールとは…ある意味、'迷惑施設'扱いをされるからです。ところが、団地のベランダに出れば、ドーンとセレモニーホールのビル4階建てがあるわけで、私はビックリしたのです。これはさぞかし、建設時には反対運動が起こったはずだと思いました。やはり、当初は、もちろん反発もあり、住民運動で反対の声があがり、「建設反対」の幟も立っていたそうです。けれども、今ではまったくその面影すらありません。
それもそのはずです。このセレモニーホールは外見からは、企業の研修所のような建築物で、ちっともそれらしくは見えないからです。正直な感想として、私が思ったことです。セレモニーホールと言って、抱くイメージとは全く正反対だと私は感じました。
 ホールを使用している時には、入口外の案内板にはお通夜や葬儀などの時間が書いてあること、セレモニーがある際には、駅前に黒い服装の方がいることなどありますが、おそらくホール側も近隣住民への配慮、それから隣接道路も一般自動車が頻繁に通行するので、とても速やかな出入りで式を進めているようです。
 ホールが完成してからも、近隣には「建設反対」の幟がはためいていたらしいですが、今は静かな佇まい…セレモニーホールも住空間に上手に調和しつつあるのだと思っています。

 セレモニーホールが利便性の高いところに立地されることは、実は私たちにとって歓迎できないとは言えないことです。改めてそのことを感じました。けれども、このような住宅地に隣接して立地する場合には、やはり近隣住民との話合いを重ね、例えば出入り口をどこにつくるかなどの問題で、従来の心地よい住空間に配慮することが求められます。音の問題もあるかもしれません。
 こんなケースでも「まちづくり条例」が役立ってくるのです。ぜひ、多摩市の条例策定に関心の輪を広げていきたいなと思っています。

投稿者 hisaka : 2004年09月12日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/738