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2004年08月25日

できることから少しずつ

 9月定例会を前に今日は一般質問通告書の提出〆切でした。2ヶ月間多摩市を離れていたものの、ネットの事務局などの助けも借りながら、情報のやりとりをしてきましたが、「百聞は一見にしかず」と言うように、自分自身が現場にいることの価値を痛感しました。
 6月の最後にネットで打合せをし、今月1日より施行されている「自治基本条例」をテーマに一般質問をすることを決めていましたが、今月上旬に開催された説明会に自ら出席できなかったことなど少々残念な部分もあります。とは言うものの、できる限りの情報をかき集めながら質問に臨むことになります。

 さて、2ヶ月間の間ですが、6月議会に端を発した調査特別委員会(接待疑惑事件)のこと、そして廃校の活用問題などなど様々気がかりなことは多数ありました。特に議会のこととして、調査特別委員会の件では7月23日に臨時議会が開催されています。この問題ついて、直接その場に居合わせずに会議の模様や、または特別委員会での様子を聞く限り、何だかモヤモヤしていて少々泥沼化しているような様相を感じますが、どのようにこの一連の出来事が解決されていくのか…市民が静観しているように思っています。私自身は、市民はもちろんのこと、‘議会のコト’という意味では行政の職員たちが沈黙しつつ、すみずみまで議会の行動を見ているのではないかと考えています。
 
 廃校の活用問題では、総務常任委員会も7月中の開催され、提出されていた跡地施設活用に関する陳情の審議がなされたようです。この陳情は昨年度来ずっと慎重審議が繰り返されてきました。6月には行政が作成した最終報告書案をめぐって全員協議会が開催され、さまざまやりとりをしたところですが、結局、委員会では陳情の採択不採択など最終的な結論を出すには至ってないようです。ちょうど7月上旬に市民への説明会、そしてパブリックコメントを実施しました。これらを集約する形で9月議会中に最終報告がまとまるとしたら、それに合わせるかたちで委員会でも結論をみなければなりません。
 仮に行政の最終方針に一致せず、議会の結論が出た場合にはこの問題はどのように進展していくのかと思っています。

 行政の方針と議会の結論との乖離があった…ということでは市立幼稚園の問題があります。これも様々な論議を呼び、3月議会では廃止にストップをかけたいと願う陳情が採択されました。それを受けてか、今年度末廃止が一年延期されることになりました。けれども9月議会には市立幼稚園廃止のための条例が提出されています。
 一年延期されることの意味って何なのかをもう少し詳細にヒアリングしたいなと思っています。当然ながら、つい最近までは今年度末廃止ということで全ての予定が動いていたはずです。廃園を取り止めるのではなく、いずれにせよ廃園は決定しているとすれば、資金計画などの面でも一年延期の影響が出てこないわけがありません。そのことなど改めて調べなくてはならないと思っています。一年延期することで、行政にも市民にもメリットがあるのかどうかを見極める必要がありそうです。

 その他にもいろいろと状況の変化はありそうですが、大きく自分が気にしていたことは上記の3つのことでした。そしてもう一つ、学校給食の牛乳がビンから紙パックに変更される方針が出されました。(これは大元は東京都の意向)資源問題を考えても紙パックへの移行をすぐに了解することはできないということで、ビン牛乳を継続できないものかとネットでも申し入れをしているところです。牛乳については納入業者の都合や、また納入方法もなにやら複雑な構造になっているらしく、今までの手法は他市とグループを組んで安価に購入をしていたようです。これを多摩市で単独でビン牛乳を購入しようとすれば、一本あたりで現在の約2倍にと単価があがるとのことです。
 給食の牛乳ですが、暑い季節は牛乳がぬるくなっているし、冬は冬で冷たいし…ととりわけ中学校での残が少なくないと聞きます。となれば、給食から牛乳をなくしても…と私は思ってしまうわけですが、ネット内での議論では、栄養の面からも完全になくすことは不可能で、やはり牛乳は必要としています。昔は脱脂粉乳で、それがいつしか流通も良くなり牛乳へと移行してきたんだろうなと推察しますし、牛乳の栄養価もありますが、必ずしも給食で牛乳を摂取しなければならないという時代でもないのかなと個人的には感じます。でも、最近の食卓事情などを考えると給食の役割も無視できない新たな理由も浮上していることも否めません。これからの給食のあり方を議論する時期がきているのかもしれません。

 ところで、私の状況も今までとは異なり、子育てと言う新たな忙しさが加わりました。何でもできることから少しずつやっていくことが大事…自分のペースを上手くつくりながら、一息に焦ることなく活動を続けていきたいと思っています。当面は9月定例会、そして10月の決算特別委員会に向けた準備の日々となりそうです。

投稿者 hisaka : 2004年08月25日

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