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2004年06月23日

これからの調査特別委員会の方向は?

 午後から調査特別委員会が開催されました。主に改革議員連盟の支援者の方を中心に傍聴席はほぼ満員でした。
 どんな風に会議が開かれるのだろうと思って、見つめていました。まず、はじめに改革議員連盟の方から委員長宛に申し入れ書が提出されたと言うことで、これの取扱いが話し合われました。
 特に、今回の調査特別委員会の名称について異議があるとのことが主張されているようでした。(資料は傍聴者には配布されていません。)しかしながら、もし異議があるのならば、議会運営委員会において議論すべきだったこと、議会運営委員会は合議制で、しかも何の議論もなく提案された名称については承認されたこと、さらに本会議でもこの件に対する質疑などもなく全会一致だったことなどを考えても、今更、このような申し入れ書を受け入れるのはルール違いではないかという意見が出されました。「議論の蒸し返し」「民主主義の根幹をゆるがす」という厳しい指摘もありました。それとともに、申し入れ書は議長宛に出すべきであるということを指摘した方もいらっしゃいました。
 私も、調査特別委員会の設置までの経過をみれば、申し入れ書が今日になって提出されても、困るなと思いました。議会運営委員会でも議論の余地はあったからです。
 結局、この申し入れ書は‘聞き置く’とのことでまとまりました。次に、調査の進め方が議論されました。まず実際に調査を進めるあたっては参考人などを招致することが必要との話しになり、誰を参考人にするかが議論されました。
 その中では「他会派の一名、市長は除いてもいい。」という意見が出されるなど、傍聴席からは‘そんなのおかしい’という雰囲気が漂う場面もありましたが、「初めから、この二人だけは呼ばないとするのはおかしい」という意見を述べる人もあり、「今から呼ぶ、呼ばないを全て決めるのではなく、必要の応じて呼ぶべきだ。」という結論に落ち着きました。当然のことと思います。
 参考人については、パルテノン多摩の不祥事で設置した特別委員会の際には、その方の都合との調整で、実際に委員会開催に来るのが無理な場合は正副委員長と議長で出向いて話しを聞き、録音すると言う手法があるそうです。とりあえずは次回の委員会に参考人の方が出席されるかどうかにより対応方針を決めると言うことで、調査特別委員会は終了しました。午後1時から始まり、終わったのは2時10分でした。
 その後、会派に戻り、今後の調査をどう進めていけばいいかを少し話し合いましたが、私たちの会派としても、関連するということでは、他会派の一名の方からも事情を聞いたほうがいいし、そうするべきだということで一致しました。
 とにかく私は「公正さ」がとても重要だと思います。共産党の橋本議員は「調査をするのならば、今回の調査特別委員会の名称は「多摩市議会改革議員連盟会派の」となっているものの、他会派の人も市長も同じ場に招かれていたと言う意味では、市民に‘質的な違い’を明らかにすべきで、その為には参考人として招く必要がある」という趣旨の発言がありました。私は同感でした。これからの調査の進め方が公平な視点で公正に進めるために会派としての対応をしていきたいと思っています。
 そうでなければ、ますます議会は自ら、市民の不信感を増幅させることになるからです。

投稿者 hisaka : 2004年06月23日

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