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2004年06月16日

議会だよりのつくりかた

 議会最終日に向けての確認と、6月議会の広報「議会だより」の編集の打ち合せなどをしました。
 「議会だより」の編集作業は今まで事務局任せでしたが、去年の途中から議員自身がもっと主体的に関わろうという方針に変更しました。一面の記事などは議会運営委員会内にあるインフォーマルな編集チームのメンバーが交替で執筆しています。

 議会だよりは6月と9月については6ページで12月と3月は決算、予算の特別委員会のこともあるので8ページと言う紙面構成で発行してきました。ここが非常に‘お役所的’なのですが、議会だよりの発行についても、印刷屋との年間契約が必要になります。
 今日の議会運営委員会では、今回の議会を振りかえると大きな争点が少なく、6ページの紙面では紙面余りになり、少ないページでも中味のある紙面ということで4ページに減らせないだろうかという話になりました。私たちは単純にページが減った分は経費の節減になるだろうと考えていましたが、事務局は「既に契約をしていますので・…」ということでした。これには思わず苦笑いで、「印刷屋さんと交渉して見て…出来ないわけがないよ。」との意見がでました。「じゃあ、やってみますが、既に契約をしてしまっているので、経費節減にはならないと可能性もありますが…」「それなら他の時に2ページ分増やすとか…」…何とか工夫の余地はあるだろうとのことで、今回は事務局に4ページの構成で交渉をしてもらう運びとなりました。
 あとは今回の議会だよりに載せる項目を決定しましたが、やはり閉会後すぐの「学校跡地問題」全員協議会については重要な課題であるので採り上げることになりました。

 そして、各項目の分量についても、濃淡をつけることになり編集チームで調整をしました。「市民の知りたい情報」「読みたいテーマ」を議会としてもキャッチしながら編集を進めていきたいものです。特に学校跡地の問題ですが、傍聴者数でみれば、一般質問でも「学校跡地」を扱った時には多くの人が議場に足を運んでいましたし、総務常任委員会の際にも傍聴者が多かったです。
 議会をもっと機能させていこうとの思いが少しずつ形になっているのかなと感じます。急には変われない…時間がかかることを焦るのではなく、着実に積み重ねていくことで、振りかえって過去を見直した時に「議会が変質してきた。」と実感できることが大切だと思えるようになりました。全て自分の思い通りにはいかないということです。後ろ向きでないのならば、その時点では「良し」として、より前に進むようにしていくしかないのです。

 ところで、話しは変りますが、議会運営委員会のメンバーは委員長を含め7人で、そのうち私が加わり4名が総務常任委員会に所属しています。偶然のことですが、私にとっては途中からの参加ですが、委員会の雰囲気にはすっと馴染めたことはラッキーです。
 今までは傍聴で見てきました。事前に会派内である程度の打合せをしてから議会運営委員会に望むのですが、今までのように傍聴者の立場で会派で話しをする時とは違い、実際に委員になってみると、「同じこと」を考えて意見を言うにしても、ことばを選ぶという作業が必要になり、勉強になっています。

 市民にとっては一見いつも通りの「議会だより」かもしれませんが、実は見えないところで変っているわけで、そのことが段々と伝わっていけばいいなあと思っています。そのためには議会だよりを作成する私たちのスキルアップが求められるところです。

投稿者 hisaka : 2004年06月16日

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