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2004年05月03日

女性増!を単純に喜べない私

  朝のニュース。総務省の調査によると都道府県議会の女性議員は全国で197人(+32人)、市区町村議会では4473人(+407人)で1969年の調査以来、女性議員の数は毎回増加しています。また、女性知事は4人(+1人)、女性市区町村長では13人(+2人)でこちらも微増です。
 このように数字として示されるとわかりやすく、「増えている」という事実には、うれしく思います。けれども一方で、そのことに対する評価まで踏みこんで伝えられるわけではなく、ただ単に統計的な数字だけが公表されるむなしさを感じてしまいました。つまり「だから、何?」という感じがしてならないのです。性別を特段意識することはほとんどない私ですが、今日の朝のニュースを見た時に、やたらと寂しさと無力感を覚えたことに自分でも不思議な気持ちになりました。

 女性が議会の場などで発言することで大きく変化を遂げたことやその効果は一体どこにあったのか?と考えた時、実は上手い事例がなかなか見当たらないような気がします。それは、まだまだ総体として、女性の絶対数そのものが少ないからなのかもしれませんが、もしかすると別の理由があるのかもしれません。でも「じゃあ、増えればいいの?」と言われれば、やっぱりそれだけではないのです。

 何となく今朝のニュースにしっくりいかなかった自分のもやもやを解消したい…と一日中考えてしまいました。これは今日のわたしのぼやきに近い‘つぶやき’です。

投稿者 hisaka : 2004年05月03日

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