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2004年03月24日

討論書を書きながら

 議会の最終日に討論をしますが、「自治基本条例」の可決するにあたって今までの一連の流れを整理しました。
 市民ワークショップからの資料をひっくり返すとその数は膨大で、見ているだけであっという間に時間がたってしまいました。

 自治基本条例に対するスタンスを討論することは、自分自身の今までの総括にもなるのできちんとまとめておきたいと思います。ここがまた一つの区切りで、原点になって活動を続けることになるからです。何しろ議会がルールとして議決するわけですから、その責任が一番重いことだけは確かです。

 さて、夕方から多摩自由大学の運営委員会がありました。終わった後に近くのお店で引き続いて、地域の事など話に花が咲きました。その際にやはり出たのは市立多摩幼稚園の問題。新聞での報道があるので、みなさんの関心も高いようです。ある人から「行政も、議会もこの署名を重く受けとめなければいけない。」と言われました。署名集めをした人の中には、今まで地域の事に全く関心がなかった人たちが関わっている、特に30代40代の男性で今までは自分の仕事に追われていた人まで立ち上がったことはしっかり受け止めてもらいたいとのことでした。
 もちろんそのことは私も重々承知です。でもやっぱり署名の数ではないというのが意見です。この問題をきっかけに市政に関心を持つ人が増えたとすれば、これは今後のまちづくりの力になります。もし、そういう人たち自身が今回の一件では動いたけれど、それが続かずに一件落着して、そこで終わってしまったら…ここが肝心だと思います。
 例え、今回の自分たちの動きに対する結果がどうあれ、それでも何らかの地域の課題に関心を持ち動いていかなければ変わるものも変わらない…私の考えです。市民活動などを続けている人は表現の仕方はふさわしくないかもしれませんが、勝ったり負けたりの波を乗り越えてきていると思います。
 まちづくりは「人任せ」(特に議会や行政)にできないことを経験した市民たちが今後どのような動きをつくるのか私は一番の関心があります。そういう市民たちが自治基本条例の動力になっていくからです。

投稿者 hisaka : 2004年03月24日

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