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2004年03月10日

束の間のお休み

  明日から来年度予算の審議が始まります。今日は明日に備えての一日の準備休みでした。

 午前中は多摩ネットの運営委員会で情報交換をし、午後は会派で集って打ち合わせをしました。一人30分の発言時間なので、会派では全部で90分間。その中でどんな質疑をするのかなど調整を図りました。
 財政の全貌をつかむことは至難の技。特に歳入などは国の地方財政計画との関係性もちゃんと押さえておかねばなりません。ところがこれが全くのチンプンカンプンに近い状態で、ちょっとやそっと勉強しただけでは自分なりの見方、捉え方が身につくというものではありません。ここは私たちの会派の弱点です。なにせ経験浅い集団であることは否定できず、今日も他の会派の方にも「ご指導」を仰いでしまいました。

 かなり財政を得意とする熟練議員がいるのですが、彼の質疑の中味すら理解するのに苦しいわけで、今回の委員会のなかでも、まずは難解な質疑をじっと聞きながら学ぶので精一杯かもと思っています。

 来年度予算は、「行財政再構築元年」という位置づけです。その意味では、予算審議をして最終的に議決をする時、その判断は私たち自身の「行財政再構築プラン」に対する評価にも関わってくる事項です。なかなか難しい判断が迫られそうだなと思っています。ただ単に反対をすればいいというわけではない…じゃあどうするのか?を考えなくてはなりません。「こうしたらもっと良くなる」を提示できるのが理想的ですが、やはり市長の抱えるスタッフの数と議員のそれとを比較すれば…いかに議員が予算において対案を作成することは難しいこともわかると思います。本当はキャッチボールにもならないような質疑応答を繰り返すのではなく、議論を戦わせながら、まちづくりをしていくことが重要だと考えています。

 悲しいかな「議会不要論」を唱える声にさらされることが度々ありますし、私自身も「議会の役割」とか存在意義について考えることもしばしばです。法律により位置付けられた地方政治のアクセサリーであってはいけません。だからこそ、何とかもっと「議」を大事にしてもらいたいし、そう出来る場にしなければ存在意義をますます失うのではないかと危惧しています。

 明日からの予算委員会がどんな展開になるのか?十人十色、千差万別…さまざまな価値観の議員が「同じ題材」(来年度の予算書)について質疑をするので、ある意味で楽しみです。

投稿者 hisaka : 2004年03月10日

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