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2004年02月24日

議員への信頼と議会への信頼

 4月に町田市で開催されるフォーラムの打合せをしました。町田市でも自治基本条例をつくる動きを盛り上げていきたいと考えている市民のグループの主催です。この会は名前からユニークで「焼きうどん的発想で町だの市民自治をひらく会」と言います。もう随分前、私がまだOLをやっていた頃になりますが、町田市の公民館講座で「自治基本条例」の関する学習会があり、それに参加したのがきっかけで町田市でさまざま活動をしている市民の方に出会うことが出来ました。私はこの町田市の公民館講座に参加している方々にも知恵をもらいながら、多摩市の市民ワークショップに関わってきたのです。

 今度のフォーラムでは第3部として、町田市の1期目議員を呼んでパネルディスカッションを開催するのですが、なぜか私が司会を頼まれているというわけです。当初は多摩市の自治基本条例のことを話しをするのかと思って参加依頼を引き受けたのですが、この間、別の人からフォーラムの案内をもらってびっくりしたのは「コーディネーター」になっていたこと。「えっ、話が違うのでは…」と思ったのですが、既に町田市のごく一部にでもこのチラシが配布されているとなれば、今更お断りすることはできません…、ちょっとした冒険をしてみようかと思っています。

 議員を招くフォーラムの作りかたはとても難しいと思います。政策的なことを質問すると会派などの考え方に縛られたりと、なかなか個々人の議員の良さが引き出せない場合もあるからです。それから議員の中には当日の会場からの質疑は勘弁してもらいたいとの方もいらっしゃいます。公開討論会を開く時でもそうですが、事前に質問の‘通告’をするのが普通です。・…など色んな話をしている間に「議会への信頼」という問題に話しがたどり着きました。多摩市のみならず、おそらくどこの自治体でも議会と市民との関係がものすごく問われているという話しで盛りあがりました。これは私の大きなテーマでもあります。「議員への信頼」と「議会への信頼」は全く別物で、議員は議会への信頼を高めるために何が出来るのか、どういうシステムをつくるのかという観点をもっと持つべきだと思うからです。議員個々人だけへの信頼が高まったとしても、議会に対する信頼感が回復するわけではありません。同じ議員としても、ぜひそのあたりのことを話題にしてパネルディスカッションを進めていければと考えています。そのことと自治基本条例ともリンクしてくると思うからです。

投稿者 hisaka : 2004年02月24日

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