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2004年02月17日

なるほど!執行部が変われば???

 東京の市部の議長会で主催した研修会に出かけました。元三重県知事の北川さんの講演会ということで期待大きく会場に向かいました。

 研修の前に議員などの永年勤続表彰がありました。これについては廃止するようにとの要望がありますが、改めて、私もこのような表彰式は廃止すべきだと考えます。多選禁止という声もチラホラと聞こえてくるわけですが、このように長年議員職を継続することに賞状が出るのはいかがなものかと思いました。合わせて、議会事務局に長く席のある職員についてもその労をねぎらって表彰がありましたが、これについても私は不要だと考えます。

 さて北川さんの話ですが、さまざまなメディアを通じての彼の主張が生で聞けたことは良かったですが、私は目新しいというよりは今までに見聞きしたことと同じような話だったな・・・という感想を持ちました。首長としての経験談を踏まえての具体的な話はリアルで面白かったですが、「執行部が変われば議会が変わるんです!」と言うことに確信が持てました。・・・これは議員の研修会なのになあとちょっと複雑な気持ちになりました。
 北川さんは今までの行政のあり方を変えていくことで議会との関係に緊張感を持たせるということを繰り返し繰り返し、主張していましたが、まさにその通り!全国見回してみても首長が元気な自治体が目立つように思います。そういう自治体ではおそらく議会も活性化するのでしょう。三重県議会の噂も聞いたことがありますが、かなり議員が勉強をして、議員提案などを活用しているそうです。

 逆に「議会が変われば執行部も変わる」とも考えられるわけですが、そういう例はあまり聞いたことはありません。「執行部の変化」を再三主張されてしまって、議会に対する期待感ってどこにあるのかな?とちょっぴり寂しい気分になりました。
 地方政治のあり方が変わっていくことの大事さは今でも十分に痛感しているわけですが、そこにおける議員一人の役割の限界を正直感じている私には、かなり耳の痛い話でした。
 「執行部が変われば」というよりも「執行部‘さえ’変われば」なの?

投稿者 hisaka : 2004年02月17日

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