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2004年02月06日
考えあぐねてしまう多摩センターの活性化
政策ゼミのチームが多摩センターの活性化をテーマにしているので3月議会の一般質問は自ずから決まってしまう。商業の活性化について、いろいろ調べてみると、行政がリーダーとして頑張っても何ともならないところがあり、やっぱり地域で商業に営んでいる人たちが自分たちの知恵とアイデアで頑張っているように思います。行政の役割としては事業者をサポートするという裏方の役。例えば法令的なことで規制がかかりそう…な危険があれば、何とかそれを回避出来るような法令解釈の工夫することは職員の最も得意とする仕事ではないかなと思います。
今日は政策ゼミのメンバーとインターン数名で多摩センター活性化に関する話を聞きに行きました。対応してくれたのは部長と「多摩センター活性化推進室」の室長さんでした。わりと行政マンっぽくないタイプの方々で、ざっくばらんな雰囲気のなか話が進んだのには、とても好印象だったようです。
ご存知のように多摩センターには未だ30haの空き地があり、ここをどうやって活用すればいいのか…その活用の方法が鍵をにぎるのかもしれません。企業誘致なども思うように進まないのが現実です。
私たちのチームでは「そもそも『活性化』ってなに?」というところから話が始まり、まだこれについても議論を深めなくてはいけないところですが、「多摩センターってあの広々としている感じがいいよねえ。」というのが共通の認識です。むしろ駅前に巨大ビルが林立するよりは今みたいな方が‘ホッ’とするよね…ということです。
多摩センター駅の乗降客数はとても多いです。学生も多く利用します。しかしながら、インターンに来ている中央大学の学生が「小田急の改札からモノレールの駅までの間しか歩いたことがない。」と言うように、ただの乗換駅にしかなっておらず、「多摩センターでぶらっとする
。」なんて考えにも及ばないという人は少なくなさそうです。
どうやったら人が寄ってくれるのか?集ってくれるのか?ということがとても悩ましい問題です。さらには多摩センターで「お金を使ってもらう。」というところまで結びつくのが一番いいのですが…。私たちの間では「行きたくなるお店がないよね。でも、多摩センターにあるからって行くわけじゃないよね。」というのも正直なところです。だから仮に若者向きのお店が来たとしても難しいだろうなと思っています。
結局は「じゃあ、多摩センターに住んでいる人の不満ってどこにあるのかなあ?」と考えてみるのですが、住人にとってはそれほどの不満ってないのかもねえ…と思ってみたり。
こう考え始めると結論も見えず「困ってしまうよね」と行き詰るのでした。
投稿者 hisaka : 2004年02月06日
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