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2004年01月08日

どうやって情報共有を進めるのか?

 午前中からたまりに溜まったメールを整理しながら、今後の予定を眺めました。スケジュールに予定が入っていない…と言われているのですが、予定をいれても予定倒れになる可能性が高そうなので、未だに今月のスケジュールを公表できてきません。

 さて、今日は一日家にいて来週の全員協議会に向けて、改めて行財政診断白書や再構築プランの素案を見ていました。市民説明会にも行けずじまいなのですが、説明会にはわりと多くの人が集まっていると聞いています。現場に足を運ぶと、説明を聞きに来た市民の様子や説明する職員の応対などを直接感じることができます。それがとても大事なことと考えています。白書の説明会の時にはたったの3回だけでしたが、3回とも足を運べば、それぞれの場所での空気の違いがわかります。その違いを自分なりに分析するのは結構面白い事です。
 その意味で、今回は説明会の回数も多く、全部は無理かもしれないけれどできるだけ…と考えていたことに行動がついていかずに悔いが残ります。
 ところで市のホームページを見ると「白書に対する市民の意見が再構築プランにどうつながっているのか?」が掲載されていました。市民の意見は掲載されていたとしても、それに対する行政の反応がいまいち感じられない…という状況から少し前進したと思います。もちろんその行政の反応が納得いくかいかないかは別ですが、行政としての姿勢を明らかにしようとしている点では評価できます。
 
 実は情報を共有化していく作業はとても大変です。職員の立場を想像すると、正直「大変だろうな」と思っています。でも、その大変さが日常化すれば、おそらく大変なことではなくなるだろうと思っています。
時間がかかるからです。「市民参画の費用対効果」の観点からも、そこに生じる無駄遣いを指摘されることもあります。でも、私はそれを今、「無駄」と切り捨ててしまったら、何も変わらないと思っています。というのも「無駄」と判断するのは誰か?がちゃんと明らかにされていないからです。
 もしかすると掲載されていた市民の意見と行政の考え方…についても「どうして、こんなもの掲載するんだろう?」と感じる人もいると思います。私のように、こうやって載せてもらうとありがたいと思う人もいるでしょう。特に私は他の人の意見も知ることができるというメリットは大きいと考えています。つまり、私はここには「行政と市民」だけでなく「市民と市民」との共有も生まれていて、ここに注目をしています。「市民と市民をつなぐ」役割というとても大きな意味があるのです。
 どうやって情報共有していくのか?行政と市民との情報共有に力点が置きがちですが、その一歩先で、実は「市民」と「市民」の情報共有に行政、もしくは議会がどう関われるのかということがもっと大事になってくるなと考えています。いずれにしてもまだまだ色んなやり方を模索する時期であることは確かです。

投稿者 hisaka : 2004年01月08日

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