« 訃報 | メイン | さて?多摩市民の意見は »

2003年12月17日

静まりかえった庁内で。

 昨日の予定通り、午前10時から全員協議会を行うつもりで、市役所に向いました。
 すでに午前9時から議会運営委員会が開催され、今後の日程などの話合いをしているところでした。聞くところによると、代表者会議のメンバーと合同での打合せだったそうですが、私の会派の代表のところには連絡がなかったとのことでした。昨日の一件があまりにも衝撃的すぎたことがわかります。
 結局、全員協議会は中止することになりました。傍聴者も何名か来ていましたが・・・。話合いでは「行財政構築プランについて、議決事項でもないので、全員協議会は取りやめてしまおう。」との意見も出たそうですが、やはりそれはそれ、これはこれ・・・1月に延期をし、仕切り直しで開催することが決まりました。

 午前10時から、議場に全員が集り黙とうをささげることになりました。助役席には花が運ばれ、静かに置かれました。そして、合図がありました。議場とあわせて庁内にいる職員も黙とうする運びとなったからでした。
 「総務部契約課からお知らせします。」というアナウンスが流れ、黙とうが始まりました。私はこのアナウンスに心寒々しました。あまりにも機械的で形式的過ぎたからです。正直、さらに寂しい気持ちになってしまいました。

 その後の日程などの連絡を待ち、控え室で待機をしていました。全員協議会の傍聴に来た市民の方が数人いらっしゃいました。あまりにもしーんとした4階の議場の雰囲気にとまどわれている様子でした。しかしたまたま知っている方だったので、事情を話すと「え、そうだったんですか・・・・。」と「じゃあ、来ても仕方なかったな。とお帰りになりました。わざわざ午後から仕事をお休みして足を運ばれたようでした。
 せっかくホームページがあるので、リアルタイムで、このような情報は流したほうがいいなあと思いました。

 庁内全体が静まりかえっていた一日でした。全員協議会は中止になったけれど、庁内の仕事は滞るわけには行きません。私自身はいつも通り、用事のある市民が足を運び、そしてそれにきちんと応対している職員の姿を見て、そして何も知らずに傍聴に来た市民の姿を見て、議会の判断は一体どう評価するべきなのかなと考えさせられました。

投稿者 hisaka : 2003年12月17日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/565