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2003年11月23日

TAMA CINEMA FORUM~市民の手づくり映画祭

 束の間の休日として過ごせた一日だった気がします。多摩市の映画祭「TAMA映画フォーラム」へ出かけていきました。午後からの「スパイ・ゾルゲ」をどうしても観たかったのです。
 この映画祭の評判は市内にとどまらず、多摩市近郊から非常にたくさんの方が集ってきます。昨日も会場のやまばとホールは満席。私も立見席でした。もちろん通路に座っている人もあり。やまばとホールのにぎわい・・・とても不便なところに位置しているのに、こんなに人が集ってくるなんて!・・・と私は別の意味でも感激してしまいました。

 今年で13回目の映画祭ですが、多摩市からは毎年270万円の補助があります。もちろん緊縮財政とともに補助金も減っていく傾向です。しかしながら、補助金の規模が縮小していくに伴って、映画祭もこじんまりまとまっていくかと言えば、そうではありません。そこは市民力でカバーしているわけです。
 知人に話を聞いてみると、招致する映画を選ぶためには金に糸目をつけずに方々へと出かけていくわけです。そしてこの映画祭にはたくさんの協賛企業や協力企業も名前を連ねていますが、この営業に行くのも必至です。企業も文化活動への出資を控えがちな今日この頃。「多摩市の映画祭」の売込みにも一苦労です。・・・とこんな風にとかく映画好きの市民を中心にして毎年毎年、質の高いイベントになっていると思います。

 昨日、いただいたチラシの中に「21世紀の『まち』づくりをめざして<映画ををとおした新たな出会いとコミュニティづくり> TAMAからの発信」というメッセージが載せられていました。「『まち』があって『人』がいるのではなく、『人』がいて『まち』があるのだという原点を見据えながら」映画祭を創り上げていきたいという力強いメッセージでした。「映画を媒体とした『市民の広場』」という気持ちをしっかりとカタチにしている映画祭は多摩市の一大名物にもなっていると感じます。
 「みんなで創る映画祭」、まさに支えあいの中で開催できていることを感じます。たくさんの人と創っていきたいという思いに共感し、そして行動できるファンが増えていくことを願ってやみません。私も支援会員になろうと思います。  

投稿者 hisaka : 2003年11月23日

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