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2003年11月27日

一度変えてみたら・・・・

 議会運営委員会があったので傍聴をしました。来月から始まる議会について日程などを決めました。
 前回9月議会の際に破られた慣例、20人以上の一般質問者がいた場合には発言時間を一人30分というのがあります。本来は35分の持ち時間があるのに、いろいろな時間調整もあってなのか、私が当選して以来、毎定例会とも20人以上の一般質問があるために30分が原則になっていました。ところが、この前の議会の時から35分にと変更し、そして今回の議会はどうなるのかなあ・・と思ったところ、あっさりと委員長が「9月議会では35分でしたが、それでいいですね。」とのシキリ
。すばらしい!と心の中で拍手しちゃいました。
 慣例は変えることが出来るのです・・・・ということがすっかり証明されました。それにひとたび、変更すれば、その後は自然に流れていくようにも思いました。

 それにしても、昨日は庁内の空調が故障中と言うことで、寒いのにヒーターなしで過ごさねばなりませんでした。非常に寒すぎて、私はマフラーをしたまま傍聴をしていました。するとやはり事務局の人が飛んできて外すようにと指示をうけました。傍聴規則の第8条によります。参考までに第8条を列記すると・・・「傍聴人は、傍聴席において次の事項を守らなければならない。」となっています。
(1)会議に対し掃く書その他の方法により、公然と可否を表明しないこと。
(2)みだりに席をはなれ、又は不体裁な行為をしないこと。
(3)飲食又は喫煙をしないこと。
(4)帽子、外套又は襟巻等を着用しないこと。ただし、病気その他の理由により議長の許可を得た時は、この限りではない。
(5)はち巻、たすき類をする等示威的行為をしないこと。
(6)談論、放歌、高笑をする等騒ぎたてないこと。
(7)その他議場の秩序を乱し、又は会議の妨害となるような行為をしないこと。

 この規則は平成11年、つまりは1999年7月にそれまでの『多摩町議会傍聴人取締規則』の全部改正したようですが、どういう視点から改正をしたのかは定かでないものの、ずいぶんと時代遅れのことばで成り立っています。「不体裁な行為」とか「外套・襟巻」とか「示威的行為」、「談論、放歌、高笑」・・・思わず辞書をひてしまったことばもありますが、せめて外套・襟巻という表現はコート・マフラーに変更できないものかと思います。一気にタイムスリップした気分になります。
 しかも議員は野次を飛ばすことがあるのに、傍聴者には「じっと座っている」ことを求めています。「みだりに席をはなれ」というのも結構面白い表現です。最近は少なくなったのかもしれませんが、以前は議員でもしょっちゅう席を外す人がいると言われていたのに・・・。
 いずれにしても、この文体には参った・・・親しみやすい市議会というためにはまずはこの傍聴規則を、市民の立場になって書きかえることから始まりそうです。それに、新たに携帯電話の電源を切ることも付け加えたらと思います。議員はは時代を敏感に感じ取る必要があります、そのセンスをこういうところに生かしたいものです。

投稿者 hisaka : 2003年11月27日

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