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2003年11月22日

求められる議員像って?

 市議会ウオッチング主催のフォーラムに行ってきました。「分権時代求められる議員像」というタイトルで、各議員ポストにもご丁寧に案内チラシが投函されていたので、議員がどのくらいくかな~というのにも興味がありましたが、来場していたのは私も含めて4名でした。

 相模原市、調布市で同様の活動をしている人と多摩市のメンバーと、多摩市で市議会ウオッチングを立ち上げた方がパネリストでした。ある意味で、私は日頃ウオッチングの方々にはお世話になっている部分があります。例えば、正直、お昼過ぎの時間帯はウトウトしてしまいそうになりますが、ウオッチングの人に採点されていると思えば、ちょっとは歯を食いしばれる・・・・という部分もあるからです。
 今日は各ウオッチングのニュースを見ましたが、相模原市は実名入り、調布市もイニシャル入りで議会の実態を「暴露」(という表現はあまり好きではないが・・・)していて、かなりこれは厳しい!と思いましたが、やはり名前入りのほうがニュースが面白くなり、愛読者が増えるかもしれないと感じました。

 やはり求める議員像といえば・・・これは説明するまでもなく特権階級意識を持たないで、条例など政策作成能力があり、つまりは「高潔な人物」ってことかな~と思いますが、あるパネリストは「議員はよき指導者」という表現をしていましたが、そういう人物でなければならないのです。思わず穴があったら入りたくなるわけで、恥ずかしさを感じながら、話を聞いていました。
 そして何と言っても、議会の実態については厳しいご指摘ばかりで耳が痛くなりました。特に委員会などで議論をする際にすぐに休憩に入るなんておかしい・・・とか多摩市の市議会だよりについては行政側の回答が載っていなくて、はっきり言って市民のためのおたよりにはなっていないこと…そして多摩市の議会は数年前まで「傍聴人取締規則」を持っていたこと。傍聴人を取締るなんて何事か・・・と講義をしてようやく「取締」は削除されたようですが、委員会室については議員は座りゴコチの良さそうなイスだが、傍聴席はイスがとても粗末で長時間座るに耐えないよな堅さ(まるで、傍聴者を早く追い返したいようだ・・・)と、冗談めいた部分もありながら、かなり皮肉をたっぷりと聞くことが出来て、なるほどなあ・・・と感心しました。

 私はやっぱり市民自身が投票をした後も、しっかりと議員をフォロー(お目付け役)していくことが必要だと思います。投票したらあとは「お任せ」という姿勢・・・・現在に至っていると感じるからです。もちろん市議会ウオッチングのメンバーのような市民もいるわけですが、まだ少数派であることは確かです。私自身はそういう少数派の市民の人にもっと頑張ってもらいたいと思っています。議員ももっと政治に関心を持ってもらえるような工夫をしなければなりません。決して今のままでいいなんて言えないからです。
 しかしながら、議員が動ける範囲というのも限られているのが現実です。だからこそ、私自身は市議会ウオッチングのような活動がもっと広がっていくこと、そして市議会の現状と課題を市民が知ることで関心が高まり、そのことが打開する力になり民度が上がっていくことにもつながっていくと感じます。・・・・・と偉そうなことを書いてしまいましたが、そういう時にちゃんと応えられるように、私自身は今からちゃんと自分を鍛えておかなくては・・・それが先決と思っています。

投稿者 hisaka : 2003年11月22日

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