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2003年11月21日

地方議会の‘バカの壁’

 今日は総務常任委員会があり、自治基本条例についての意見交換をしました。実は読めば読むほどに「?」と思えるようなところがたくさんあります。文章的な整理をもう少ししなくてはならないのでは?というのが最終的なまとめになった気がします。委員会でもそれぞれの会派ごと意見を持ち寄るので、ある意味で合意形成(これは「妥協の産物」と思っているが)を図ること、意見の調整にはしばらく時間がかかりそうです。
 しかしながら、やはり「市民の義務」というところでは、以前から意見が出ているように非常に強権的な文言で整理されている部分を削除してもらうよう行政側に意見することにしました。
 さて、昨日の会派説明では議案書の配布は今日ですが、「自治基本条例」については12月1日の開会初日に渡されることになっていました。というのも、行政側としては今日の総務常任委員会での意見を反映させて議案書に盛り込もうとしているわけです。
 私自身、ある意味「勝手だな~。」って思います。市民案の提出からひっぱりにひっぱり現在に至っているわけで、行政は思う存分の検討を重ねてきているわけです。議会は・・・といえば、もちろん正式議案となっていませんが、改選後6月以降にかなり委員会での議論なども続けてきました。しかしながら、「議案を出す前に議会の意見をなるべく聞いて反映させてきました・・・だから12月議会で可決の方向で・・・・」と言うのは行政側の勝手な思惑をそのまま受け止めるというのはおかしな話。今までの経過を考えても、議会にも正式議案としてようやくお目見えする「自治基本条例」の検討期間を十分にいただきたいと思っています。
 
 ところで、今日は昼下がりに庁内で避難訓練がありました。一つ、とても疑問に思ったことがあります。それは庁内に3人組みの防災チームがあるようで、その3人が火災発生から消火に至るまでの演技披露がありました。演技というと怒られるかもしれませんが、火事が起こった時ににどのような手順で通報したり、アナウンスしたりするか・・・というのを見たわけです。それにしても、3人ともちゃんと消防服のような格好をしているのには不思議でした。いざ火事がおきた時、着替える時間はきっとないはず。おそらくスーツ姿で同じ作業をするんだろうな~と考えたからです。

 そして、今日は「地方議会の‘バカの壁’」というフォーラムにパネラーとして参加をしましたが、コーディネーターの元鎌倉市長の竹内氏「『つりバカ日誌』なんて映画もありますけどねえ、釣りばかりしていて、例えばそれ以外の人とは会話が出来ない・・・・なんてことが得てしてあるわけですよね。ぜひ『議会バカ』にならないように。」とパネルディスカッションの最後をしめくくりました。言い得て妙・・・な表現、私はとても力強いエールだと思いました。

投稿者 hisaka : 2003年11月21日

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