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2003年10月19日

eワーク情報局@多摩センター

  総選挙に向けての活動は、自分自身の選挙しかやったことのない私にとっては何もかもが初めてで目新しいことばかりです。今日は午前中に「うぐいすデビュー」しました!自分のことを語ることは簡単ですが、ただのナレーターやアナウンスではなく、伝書バトではありませんが、アナウンスすべき内容に気持ちをのせることは難しいことがわかりました。
 数人から「えっ、動員されているの!」と怪訝な目つきで見られました。「選挙が仕事じゃないからね。」と釘をさされました。

 さて、ようやくe-ワーク情報局、パルテノン多摩の5階にあるシティサロンのスペースを活用して展開していますが、そこでの催しに参加できました。いつもタイミングが悪くて、なかなか様子伺いもできないままでしたが、とても気になる場所であり、気がかりな事業の一つだからです。
 というのは、何しろこれは今年度一年限りは総務省のいわゆるひも付補助金一千万円の運用により行われているわけで、来年度以降はどうするのかなあということ。もちろん、多摩センター活性化の一貫と理解しているわけですが、いまいちPR不足を感じていること。…あっというまに時間が経ってしまうので、成果があがらないままにこの事業をたったの一年間で終えるつもりなのかどうか?どうやってこの事業の評価をするのかなあという関心があります。当然ながら私自身もシティサロンという豪華パルテノン多摩の一角にあるスペースの有効活用という視点ももちながら、「eワーク情報局」に注目をしなければなりません。せっかく今年度スタートした事業には期待と不安が半々です。「補助金ありき」の事業ではないことは、来年度の展開によってわかるはずです。

 ちなみに今日の催しは「市民による講演会」でした。もともとこのeワーク情報局自体が市民の力を生かして運営されているものです。その点からいえば、私は気長に取組んでもらいたいなという気持ちもあります。今日の講演会はこじんまりと開催されましたが、なかなか味わい部会講座でした。やっぱりもう少し人が集まったらいいのになと思いました。

 今日は、ちょうど多摩センター活性化事業として「ハロウィン多摩」が三越前広場を中心に行われていましたが、こちらはまずまずのにぎわいでした。昨日と今日の2日間の開催でした。昨日は残念ながら見ることが出来ませんでしたが、職員自らが衣装などを自費で買いこんで仮装ショーに参加をしたそうです。見た人から感想を聞きましたが、「いやー・・・感心した・・・」と言っていました。
 三越前はいつになく盛りあがっているのをみました。私たちの会派では多摩センターの活性化としてイベントをやるのも多いに結構。人が集まり、にぎわいが生まれること自体には大歓迎ですが、何だか一発モノのイベントに終始してしまい本当の意味で私たちが求めるべき活性化ができているかといえば疑問だなと考えています。イベントを打ち上げて、もちろん一回限りで見れば人も集まるし、何となく成功感が味わえたとしても、それだけで終わり。・・・これでは虚しい限りなのです。何のための多額の投資なのかなあ・・と頭を抱えてしまいます。
 でも、悲しいかなこれが現実で、多摩センターに持続的なにぎわいを創り出せるだけの魅力を持たせられず、その間に他の地域が元気になっていくのを指をくわえてみている状況なのです。実は「多摩センターをどんな風にしたい?」ということが、明確に打ち出されているかと言えば、そこがまだまだ甘いのかもしれません。

 とにかく色々な仕掛けを試そうとしてる、そして多摩センターを元気にしようとの取組みをもう少し市民にもアピールして、市民にもっともっと評価してもらえるようにすべきです。多摩センターを素通りするだけの市民が「おっ!」と思えるような何かを見つけ出せればいいわけですが、それが一体何かがわからない。そもそも既に見つけられていればこんなにも苦労はしないか・・・。

 ちょうどハロウイン多摩が終わりにさしかかった頃、土日フル活動して、ちょっとヘトヘト気味な市の職員さんに出会いました。最後まで片づけを見守り、手伝っている職員の姿を見ていて思ったことですが、きっと、今、この場所を通過している人たちの中で、彼を多摩市の職員と思っている人は少ないだろうなーと。「本当にお疲れさまだよな」と心のなかでつぶやいておきました。

投稿者 hisaka : 2003年10月19日

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