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2003年10月16日

決算特別委員会3日目

 今日は民生費、衛生費、労働費、商工費、土木費についての質疑でした。やはり持ち時間制なので質問をしたいことがあっても、他の質問をしたいがために時間をとって置くというケースが多々あるように見受けられます。私はこの決算特別委員会の在り方そのものを見直す必要性を感じます。

 ところで私が一つ注目をしていることがあります。それは一人あたり発言時間が35分ですが、会派プール制の形式をとっています。決算特別委員会の委員長は発言をしないため、委員長が所属する会派はある意味で議員一人の発言時間に着目すれば35分を超える時間を使うことが出来ます。
 今までは慣例的に委員長が所属している会派は35分間をは残して、委員会を終了するようです。しかしながら今回は「多摩市議会議員改革連盟」から委員長が出ているので、ぜひこの悪しき慣習をうち破ってもらいたいと思います。会派プールと言っているので時間を使いきってもらいたいのです。
 もちろん、私から言わせれば、私には35分しかないので、委員長の所属会派の議員たちが35分以上の発言時間が持てることに対しては「いいなー」とうらやましく思いますし、ちょっと不公平感を感じます。
 でも、決算特別委員会では昨年に市が行なってきた様々な施策の評価も含めて、事業内容の確認をする場所です。とにかく市の膨大な事業を網羅して質問することなんてとうてい無理なわけで、私自身は例え自分の発言ではなかったとしても、各議員がさまざまな立場で意見を述べることは大事だと考えているので、会派プール制というルールを守って35分の時間をフルに活用してもらいたいと思っているのです。
 今までは、会派プール制であるにも関わらず、委員長が所属しているところは、お行儀良く…おそらくある意味では議員個々人に注目をして不公平感を生まないために35分を残していたようですが、これは悪しきマナーだと思っています。
 もし、議員一人一人が平等に時間の割り当てを…というのならば、会派プール制というルールの持ち方を見直せばいいのです。「35分残す」ということの意味を考えてもらいたいと思います。

 なぜなら決算特別委員会での議員の発言時間というのは、全体で考えれば議会としての発言時間だからです。つまり市民の時間です。市民の時間を35分残すことになるので、そのことを議会としてどう考えるのか?を整理してもらいたのです。

 これは議会運営委員会の審議事項です。「委員長が所属している会派の時間は委員長分は除いた時間にしよう」なんて結論が出れば、それは一大事。議会として自ら、行政に対しての発言の場を削ることになるからです。どんな結論が出るかで、市民に対して多摩市議会がどのようなスタンスであるのかが見えてくる問題にもなると感じます。
 私自身と私の会派では決算委員会は半数ではなく全員の議員で行うべき(そのときの委員長の扱いもあるけれど)と思っています。そうすれば一人あたり35分であっても議会としての発言時間は増えるからです。(ただ、これについても発言時間が増える=決算特別委員会が4日間では不足する⇒じゃあ、議員一人あたりの発言時間を減らそう・…なんてなったら困るわけですが)

 ぜひ、明日の最終日、政策一致の前に議会改革と集った会派に35分を使いきってもらいたいと思います。

投稿者 hisaka : 2003年10月16日

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