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2003年10月04日

それならやっぱり!マイパック♪

 都内全域で、今日はNO!レジ袋デーということで市内3ヶ所でキャンペーンがありました。せっかくの機会なので午前中の多摩センターのイトーヨーカ堂近辺でのアンケート調査を手伝いました。
 わりとマイバック所持者も多いように感じましたが、やっぱりレジ袋といえば…「ごみ袋として最適なのよね。マイバックを持っていても、ついレジ袋をもらってしまうのよねっ!」と気恥ずかしそうにする方が数人いました。私も同感です。

 ちょうど2人組みで歩いてくる夫婦に声をかけ、マイバックのことを話すと「そんなの聞いたことないですよー。」との反応が返ってきました。そこで、もちろんマイバックがゴミ削減において果たす役割を説明したところ「そうねえ、でもやっぱり便利よね!」…ゴミ袋としてのレジ袋人気はやはり高い模様でした。
 ところが・…アンケート最終項目の「多摩市では一年間に一人あたり約2万円の税金がゴミ処理に使われている」ことを知っているかどうかの設問に来た時、さっきまではマイバックすら知らなかったと「へー・・・ふうん」と答えていた態度が一変しました。「えっ…これって赤ちゃんとか子どももですか?」「そうですよ、もちろん。だから家族数をかけてみて下さい。もし2人なら4万円ですし、子どもがいればその数だけ増えるんですよ!」…「…えっ、それはもったいないですね。」「そうなんです。私たちって毎日とてもたくさんのゴミを購入しているんですよ。」…後から考えて、私も私だなあ…と反省したのですが、その方々が手に持っていたファーストフード店の購入品を指しながら、ストローとフタはプラスチックですよねなどの解説に加え、「私たちは例えばお菓子一つを買うにしても、ある意味でごみをどれだけたくさん買っているか…。それを考えると、お買い物の仕方が変わってきますよね。」と強調しました。

 すると、旦那さんが一言。「そうだよな、びっくりした。ゴミのために家は結構税金払ってんな。」後から気がついたことですが、どうやら4歳以下の子どもが2人くらいいるようで、つまりこのお家では約8万円のゴミ処理代を支払っているわけです。

 「ですから、ぜひマイバックを使用してみてください!」と勧めると「そうですね。一人二万円なんてびっくりしちゃった。」と本当に驚いた様子でした。私は、きっと彼女はこれからマイバック愛用者になってくれると思います。そんな感触を得られたのは、とってもうれしいことでした。やっぱり市民には現実がまだまだ伝わっていないのだと痛感しました。そして現実を正しく伝えることで、市民は変わるんだなとも思いました。

 さて、午後から多摩自由大学の開学宣言がありました。「市民による市民のための」をスローガンにしています。本日の講義内容はちょっとお堅く、小難しそうな政治の話題「これからの市議会と議員の役割」でしたが、約50名ほどの市民が集まりました。

 「どうやったらもっと、自分たちの意見がまちづくりの中で反映されるていくのか?そしてそのために自分たちはどう行動したらいいのだろうか?」と共通の意識を持った方が多いと感じました。ここにある市民力の可能性をどこまで広げていけるのかが大事だと自分の中で再確認しました。

 それにしても、昨日に引き続き、桜ヶ丘の関戸公民館では女と男がともに生きるフェスティバルを開催しているし、落合地区のコミュニティセンターではお祭りもあり、さらにはNO!レジ袋デーのキャンペーンも含め、休日も退屈しないだけの市民の活動があちこちに存在しています。「よく、退職したらどうしましょう?なんて相談されるんだけれど、退職したって飽きないほどの市民活動があるよねえ!」とおっしゃっていた方がいました。本当にその通りだと思います。平日も休日も市民力は至るところで発揮されているのです。

投稿者 hisaka : 2003年10月04日

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