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2003年09月19日
介護保険の改善提案について
生活クラブ運動グループで介護保険の改善提案をするために健康福祉部との懇談をしました。運動グループでは介護保険制度が始まってから、定点観測的に調査をしています。同じ人をずっと追っていくので、既に容態が悪化して在宅介護から老人ホームへと移った人や亡くなってしまった方もいらっしゃるので年々調査対象者は減っています。
けれどもずっと続けて調査をしているというのはやっぱり大したものだなあと感心しまいます。この調査については私がネットに関わる以前から続けている調査ですが、私もこの調査のことを知っていたら調査員として取組んでみたかった気がします。
さて、懇談の方では多摩市の特性を踏まえての提案をしました。運動グループの調査自体は東京都全域が対象となっているので、それをさらに多摩市に落としこんで5つの制度改正へ向けての提案をしました。介護保険は多摩市の自治事務なので、弾力的な制度運用が可能です。
①まずはやはり介護保険制度について周知徹底が必要であること、介護保険制度の利用者を少なくし、なるべく介護予防に力を注いで欲しいわけですが、保険料は支払っているけれど制度の仕組みがよくわからない人が多く、‘いざ’という時にすぐに対応できないという現状があります。特に40歳以上の人は保険料を支払っていますが、ほとんどが給料からの天引きなので意識が薄くなりがちなのかもしれません。
②ヘルパーの技術アップですが、これは現在総合福祉センターには生活訓練室みたいなものがほとんど使われずにおいてある状況です。そういう施設を有効活用して研修に使ってはどうかという提案。
③自己評価・事業者評価。これもヘルパーの質や技術を向上させるために行うものです。生活クラブ運動グループではNPOアビリティクラブたすけあい‘ACT’があります。多摩市ではNPO法人つむぎがそのグループに所属をしながら活動をしていますが、このACTグループでは自己評価システムを確立しています。第三者評価ももちろん必要ですが、まだその仕組みが発展途上にあるので、自分たちで自分たちの仕事の評価や反省をしながら活動の幅を広げています。
④NPOへの支援や協働の在り方と⑤住宅の階段についての問題。この2つはニュータウンの特性に関連したものです。市内の団地にはエレベーターがないので階段の上下が億劫になり、閉じこもりがちな高齢者が増えつつあります。そのために在宅で介護をするにも限界があるのでないかという意見です。市が民間のアパートなど住宅を募集してグループホームやグループリビングをNPOに運営委託をする方向を考えて欲しいということ、それから車イス利用者のために簡易な階段昇降機などを団地ごとなどに常備できるようにして欲しいということです。
部長さんと担当課長さんで和やかに話し合いをしましたが、やっぱり「先立つものはどこからお金を捻出するか?」というのが当面の課題のようでした。
私は昨年の9月議会で前年度の介護保険制度への改善提案を受けて一般質問をしました。当時から、特に地域力に注目をしていたので、地域ごとに「地区計画」みたいなものを作成し、地区事情を把握出来ることが必要だと提案しました。その時から地域ごとに在宅介護支援センターを核にして、上手く活用したいとの方針を示していましたが、一年たってもあまり状況は変わっていないようで、まだそれほど地域レベルでの取組みは強化されていないみたいです。
「いろいろとお願いはしているのですが・…。」というとっても語尾が消え入るような返答で、こちらも気が抜けてしまいます。もちろんお願いをしてやっていただく…という面はあるのかもしれません。でも市として、今後地域でどのように高齢者を支えていこうとしているのか?のビジョンを示した上で「必要な役目」を果たしてもらえるようにリードしなければ全く無意味です。
「支え合い」の仕組みは行政では決して作ることが出来ません。行政はその仕組みを作るための側面的な支援をし、地域の人たちで地域を支える構造をいかに構築できるのか?このためのアイデアと工夫をしてもらいたいです。そのために必要なのはお金なのか、地域の核となる人物なのか、それとも場所なのか?…ニーズの把握からはじめてもらいたいと思います。
それから夕方、東京ネットの部会活動に参加する前に新宿の京王デパートへふらりと寄ってみましたが、阪神優勝の大効果を目の当たりにしました。桜ヶ丘の京王デパートのことが頭にかすめました。あっちも優勝景気になっているのだろうか?
投稿者 hisaka : 2003年09月19日
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