« 耳よりも高く手をあげるべし | メイン | 介護保険の改善提案について »

2003年09月18日

えっ、そうなんだ。

  議会運営委員会の傍聴をしました。12月の定例市議会の日程について協議しました。この9月議会でも話題になったのは「行財政診断白書」。全員協議会を開きました。
 当初の予定だと11月を目途に財政再建のアクションプランの素案を作成するという話だったので、これは11月中、もしくは12月議会の頭に再び全員協議会を開かなくては…という話になりました。

 ところが議長から「当初の予定からは少し遅れて、アクションプランの素案が完成するのは12月2日になったそうです。」との報告があり、議会運営委員会のメンバーもそして傍聴していた議員も含め「えっ・・そうなの…。」とキョトンとしてしまいました。
 
 つまり、12月議会が始まったすぐに全員協議会を開催することもちろん、12月には入らないとアクションプランが出来ないなんて「8月の時の説明とは違っているじゃないか!。」という怒り気味の発言がありました。その通りだと思います。市民も11月下旬にアクションプランが出ると思っているし、「ちゃんと市民にも周知するのか?」はもちろんだし、「いつ、予定が延期になったのか?を議会にも知らせるべきだ」といった声もありました。

 そこで、担当部長を呼んで説明を聞こうということになり、企画部長がやってきて‘さらり’と今の状況と今後の予定を話してくれたのですが、一ヶ月くらいは当初予定よりも遅れるご様子。12月20日号のたま広報で市民に素案を公表し、そして1月中旬までパブリッココメントを集めて、2月3日(重要ポストの人たちの会議)にアクションプランの確定をしていきたいとのことでした。
 「あの、12月2日(これも重要ポストの人たちが会議をする日)にはアクションプランの素案ができるんですね。確認してもいいですか?」との質問がでました。
 「あくまでも努力目標でございます。」との返答。
 「っていうことは、また延びるという可能性もあるんですか?一応、議会としても全員協議会の日程を決めたいし、ちゃんと確認させてほしいですが。」
 「ですから、努力はします。」

 押し問答で終了。最初は「市側から説明もなく、当初の予定が延びそうだなんて!」と怒っていた議員さんも一応部長が来て説明をしたことで落ち着いたようで、議会としては12月議会の予定を市の動きをにらみながら決めていくことになりました。
 市民にも行財政診断白書をめぐっての取組みなどは随時お知らせしてもらいたいです。特に9月4日まで集めていたパブリックコメントへの回答はいつ帰ってくるのか?という声もありますし、アクションプランの作成が送れていることも知らせることが必要です。情報の共有とか説明責任など・…白書の中にも散りばめられていた言葉ですが、かたちにしなければ納得できないなと思います。

 ところで議会運営委員会では来年度の議会費の予算について話合いをしています。「一律20%カット」という来年度予算に対する助役からの発信を議会はどのように受けとめたか?という問題にもなります。
 一応来年度は全議員での視察はなくなりました。そして常任委員会の視察についても日帰りにすることにしました。今までは2泊3日分で予算計上をしていたので、どうしても視察は2泊3日で実行しなければならなかったのです。予算見積もりの時通りに執行しなければならないというのはキツイ話です。無理矢理に2泊3日?と思うからです。宿泊をしなければならないと決まっていると、本当は首都圏近隣でいい視察地があるとしても、遠隔地で日帰りでは行くのが難しいところを選ばなくちゃという意識が働くのは当然です。だから視察地といえば九州だったり、北海道だったり…比較的遠距離な場所ばかりなのです。本当は各常任委員会ごとに調査費用として割り当てられた範囲内で自由に使えるほうがいいと思います。必ずしも視察に行かなければならないわけでもないですし…。本当に有効な活用をしたいものです。

 私たちの会派では常任委員会としての視察は廃止してもいいのではないかと提案しました。各議員ごとに政務調査費がありますし、会派や個々人で調査活動をするように変えても良さそうだと考えたからです。議員各々の調査費用は必要だと思います。でも議員報酬の中にも含まれているはずだし、さらには政務調査費もあるし、そしてその上に視察もあって…これらをどうやって有効に活用しているのでしょうか?自分自身を見ても、本当にこれでいいのかな?と思います。
 調査をしていないわけではないけれど、政務調査費はほとんど手をつけていないし・…政務調査費を使っていないと言うことは議員としての働きが不足しているということなのでしょうか?
 私たちの会派は政務調査費についても減額の提案をしましたが、議員には一定の調査費が必要なんだと主張する人がほとんどで賛成はしてもらえませんでした。(ちなみに昨年度は年額27万円、今年度は31万2千円…私たちの提案は年額24万円でした。)

投稿者 hisaka : 2003年09月18日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/475