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2003年09月03日

質問時間が5分延長!

  一般質問をする議員が20人以上なら、質問時間は30分にする…というのが、今までのルールでした。本来は35分なのですが、議事の都合上5分短縮されるのです。
 私は他市の状況はあまりよくわかりませんが、多摩市議会では毎定例会、ほとんどの議員が一般質問します。他市の議員さんと話していると珍しがられるし、驚かれます。でも、みんなが一般質問をするから議会が「活発」とは言えないと思ってきました。(とは言え、「へー、多摩は活発なのねえ。」と言われます)なぜなら、本当は「35分」という時間があるにも関わらず、議員自らが発言の権利を短くしているのです。

 さて、この9月定例会の議事進行について、前回の議会運営委員会では質問時間を「30分」にするか「35分」にするかで話がまとまりませんでした。
 今までも、いつも結論が一致せずで、議場での採決をしてきましたが、議会情勢をにらめば結局は「30分」になることが目に見えていたので、私はいつも「30分」を前提に一般質問の組立てをしてきました。つまり「30分」にすることに賛成をしていたというわけです。
 ところが、6月議会の途中で新しい会派が結成され、議会の模様がガラリと変わってきました。つまり「35分」主張派が多数を占めるようになったのです。そして、めでたく今日から発言時間5分を取り戻したというわけです。

 けれども前例踏襲派の議員からは「長ければいいってものじゃない。」「質が大事。」とのヤジが飛びました。質問の質がいいかどうか、質問の水準については市民が判断するわけで、他の議員から点数をつけてもらう必要はありません。そういう気分を害するようなヤジはやめてもらいたいと思いました。私は発言時間を短縮することに問題意識を感じるべきではないかと考えるからです。
 5分延長したら議事運営がスムーズに行かないのでしょか?少なくとも今日一日をふりかえれば、どこにも支障をきたすことなく、少しは延長しましたが17時30分くらいに本日の日程を終了しました。むしろ、発言時間が30分だと早い時だと16時過ぎに解散ということもあります。早く終了すればいい、議事運営の円滑さは終了時間のもんだいではありません。

投稿者 hisaka : 2003年09月03日

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