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2003年08月30日

変革の風は上空を吹いている?!

 午前中は八王子生活者ネットワークの勉強会に参加してきました。八王子でも自治基本条例を策定する動きをつくろうとしています。多摩市の事例を話してきました。
 ちょうど9月議会の一般質問のテーマと重なるので、自分の問題意識を整理する意味でもとても貴重な時間でした。

 今日はゼミのOB会がありました。実はどういうわけか私のゼミには地方議員が5人もいます。先生の悩みは「卒業生に議員がいるなんてさすがですね…」と政治家輩出していると思われることだそうです。それはその通りで先生は政治家になることをゼミ生にオススメするなんてことは一切ありません。
 もちろん5人いますが、それぞれスタンスも全然違い、いわゆる保守系で自民党に所属している人もいれば一人会派の人もいて、バラエティに富んでいます。
 今日はゼミのOB会を創立しようということでスタートの会で、企画として現在議員をしている立場の4人がパネラーになり話をしましたが、それぞれの置かれている環境によって随分と考え方、活動の仕方が違うことが浮き彫りになりました。でも一致したことは「もし次の選挙で落選したとして、将来に不安がありますか?」という質問には4人ともが「不安ナシ」と答えました。これはとてもインパクトがあったようです。
 たぶん不安の方が先立ってしまったら立候補することができないと思います。かといって先が見えているわけでもなく、4人とも「何とかなる」と考えています。

 でも、話の中で「交際費がかかる」という発言があり、これには私もびっくりしました。地域の盆踊りなどに行く時にはお金を包む…というわけです。私はそんなこと要請されたこともないですが、地域によっては要請されてしまうところもあるようです。
 これについてゼミ生から「議員報酬をそうやって使ってもいいのでしょうか?」という質問がありました。つまり特定の地域グループだけに配慮をするというのは議員活動として公平性にかけるというわけです。私もそう思っています。

 今回、私たちの会派では来年度の議会費について議長交際費を現在100万円から50万円に引き下げることを提案しています。交際費はかかりすぎです。特に市から補助金などを受けて運営しているような団体が何か催しをしたりする際にお祝金などを包んで持っていく必要はないと考えています。交際費の支出状況は多摩市のホームページで見ることが出来ますが、支出項目一覧を眺めても「やめるべき」と思えるものが列挙されています。
 議長もさながら、全市民を代表している市長が交際費を使用する時には、それは全市民が支出していることを意識してもらいたいと考えています。「税金」の使い方として交際費は最低限にするべきです。

 さて、パネラー4人の発言を聞いていて先生が一言「変革の風は上空を吹いている。」これはかなりの名言だと思います。思わず笑っちゃうのですが、実はとても深刻に受けとめるべきことばです。

投稿者 hisaka : 2003年08月30日

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