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2003年08月28日

会期を延長するのかどうか。

 議会運営委員会を傍聴しました。主に9月議会の議事進行をどのように進めるかを話し合いました。行財政診断白書のことがあり、既に9月議会初日と二日目は全員協議会を開催することが決まっています。つまり、イレギュラーになるということで、通常で行けば、2日間延長されるわけです。
 ところが、ちょうど2日間延長すると、22日までの予定が25日までになり、教育委員会の開催とぶつかってしまうということがわかったのでした。
 教育委員会も重要なわけで、教育長を始め関係者が出席しなくてはなりません。さて、どうするかが問題となったわけです。議会も最終日なので、いろいろと採決もあります。
 
 私たちの会派は当然ながら2日間延長を主張しました。なぜなら、一日1常任委員会という約束で委員会を開催しているからです。もし、会期の延長をしないとすると、一日2常任委員会の開催になってしまいます。すると全常任委員会を傍聴している人が、傍聴できない委員会が出てしまいます。それに全員協議会が2日間入った時点で、会期延長が当然予測されたはずです。他の会派からも同様の意見が出されたので、教育委員会の日程変更が可能どうかを確認することになりました。すると「まだ議題などは決まっていないけれど、日程は既にホームページに掲載されているし、できれば(変更したくない)…」という回答がきたのでした。
 これについて、「議会が頼んだことを「できれば…」ということは、よっぽどのことなんだから、今回はやむを得ない。むりやりに協議会を入れたんだし。」との意見。「ホームページで日程を既に公開しているのなら、変更すると市民にも混乱を招く。」という意見。
 でも、教育委員会の開催までは一ヶ月もあるし、いくらでも周知する時間はあるはず、全員協議会を9月当初に開催すると言うことも随分と譲歩したんだけど…というのが会派の意見。例えば教育委員会の開催中だけ休憩するとか、25日は外して26日までにするとか…も提案したのですが、「もし、そんなことをしたら表向き言えない。」という議会事務局長の発言があり、それも却下。
あまり一人だけが主張しすぎても、物事が決まらないのが合議制。結局は「(場の)空気を読んで…」と言われて会期延長しないということに同意しました。

 さっそくホームページで教育委員会の開催日がどこに掲載されているのかを確認しました。なぜなら、開催日が知らされていた記憶がなかったからです。ところが、探すのに一苦労。やっと見つけたら、どうやら年間スケジュールがすでに決まっているよう。なるほど、このことを言っていたのか…と思ったけれど、別に日程変更をしたとしてホームページに掲載してもそれほど市民に混乱はきたさないと感じました。

 それにしても、会期を延長するしないについて約1時間ほども議論をする議会運営委員会を見ていると、議会で多数決でなく、一つの物事を決定していくことが、どんなにか大変なことで疲れることかがわかります。傍聴しているだけでもすごく疲れるからです。でも、見ていてわかるのはやっぱり新人議員の発言力はか弱いということ。発言を封じられるわけではありませんが、「今までは」「通例は」「前例は」という言葉に一蹴されて終わってしまうことが多すぎる。私はそういう‘しきたり’ってほとんど気にしないし、‘しきたり’を強いられることはものすごく苦手。傍聴していると頭が痛くなってしまいます。

投稿者 hisaka : 2003年08月28日

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