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2003年08月26日

初日の結果は?

 昨日、一番気になったことは、新聞報道でもちょっぴり話題の大きかった住民基本台帳ネットワークの本格稼動について。
 一体多摩市ではどれくらいの人が申しこんだのかを早速問い合わせてみました。

 申請者は25名。そのうち11名はパスポートや運転免許証による本人確認が済んだのでその場にて即発行。残りは本人照会をするために少し時間がかかるそうですが発行手続き中とのことでした。
 一体、どんな方が申請したのかが興味深いですが、年代別を尋ねたところ50代の男性が一人、それ以外は全員60代以上だそうです。思わず「えっ!」と聞き返してしまいました。考えてみれば、そもそも平日の昼間なので若い人が市役所でわざわざ手続きを取るとも考えにくいわけですが、「待ちに待って待ちわびてきた」という人はどれくらいいるのでしょうか?
 申請者の多くの方は「身分証明証が出来てうれしい。」という感想を述べられていたそうです。残念ながら身分証明証にするというのは住民基本台帳カードの使用目的としては積極的とは言えなさそうです。ちなみに写真つきのタイプの希望者が22名です。

 ところで、多摩市役所の職員の中で住民基本台帳カードを作成する人は一体何人いるのでしょうか?そんなに便利なツールで、市民に普及させたいのならば、その利便性を理解しようとせず、「割に合わないリスク」を主張する私に代表されるような市民に先だって、職員が動くように思います。職員は住基カードについての情報も市民よりもたくさん持っていると考えられるからです。

 多摩市のカード発行の手数料ですが、またもや『500円』として9月議会に提出されます。6月議会の時には否決された議案が、そのままそっくり出されるということで驚いています。

投稿者 hisaka : 2003年08月26日

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