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2003年08月02日

意外にきれいかも?・・・大栗川

  「大栗川水辺まつり」として、市民参加で大栗川の河川改修を考えようと活動をしているグループ主催のイベントがありました。より自然に近いかたちで…イメージとしては川遊びができた昔の‘川’を復活するような親水化を考えていこうというのがグループの考えている方向性です。私自身はスタッフとして手伝いをしました。

 今日のイベントについては予想外にも反響が大きく、スタッフも含め、大人と子ども合わせて総勢70名ほどの参加があったように思います。大栗川は東京都の管轄なので、都の職員も見に来ていました。面白いもので「多摩市の方はいらっしゃらないのでしょうか?」とお尋ねになっていたそうです。市の職員は一人も来ませんでした。こういう機会を捉えて市の職員が参加してくれることで、私は行政と市民との距離が近くなると考えています。
 今日のイベントはかなり「公益性」が高いと感じるのは私だけでしょうか?もちろん、市民が勝手にやっている…と考えることも可能ですが…。大栗川の護岸には石がないので、事前準備で多摩川の河原まで出かけ、わざわざ石拾いをしたり(これは、石に絵を描くため)、いかだレースをしましたが、その下見として予行練習をしたり…などなど、今日のイベントに至るまでの経過を聞くだけでも、私は頭が下がります。すべてボランティアです。
 思いがある市民が行動をする時のパワーは、はっきり言ってすごい・・・を改めて感じました。

 今日の注目ですが、本格的な川遊びに入る前、約30分くらいを使い、「川の清掃」をしました。私は、これが一番印象に残りました。すでに子どもたちの中には、ジャブジャブと川の中に入って遊びながらゴミ拾いするやんちゃ者もいました。でも、大人も子どももみんなで自分たちがこれから使用する川のゴミ(護岸も含む)を拾ってから、イベントがスタートするなんて、とても気がきいていると思いました。
 
 私は大栗川にしろ、乞田川にしろ「汚い川」と位置付けていました。夏場は独特の臭気を放つと感じてきたのですが、謀らずもいかだレース参加することになってしまい、シブシブ気味でいかだに乗りをしてみると、意外にも川底が見え、思ったよりも川の‘きれいさ’に出会うことが出来ました。それはちょっとだけうれしいことでした。


 さて今日は、各地域で夏祭りがあったようです。私のところにも諏訪2丁目の夏祭りの案内が届いたので、せっかくなので顔を出しました。私は8歳の時から多摩市に住んでいますが、正直、盆踊り大会みたいなイベントに積極的に参加をした経験はありません。いわゆる‘地域’とは全く関係なく暮してきたともいえるかもしれません…。
 議員はあちこちの地区の祭りに顔を出すものだと思われているのでしょう。「まあ、どうもありがとう。大変でしょう。これから永山の方にも行かれるんでしょう。」と言われました。「いや、私はここだけです。ご案内をいただいたので…、」と言うと、「えっ!そうなの。他には行かないの。」と面白い反応が返ってきました。
 ‘お客さま’という立場で地域の‘まつり’に参加するのは、どうも居心地が悪くて・…これが私の感想です。

投稿者 hisaka : 2003年08月02日

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