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2003年07月13日

金なし、コネなし、野心なし。

 今日は午前中は「ほうれんそう」を印刷。夕方からはステイツマンのミーティングに参加しました。ステイツマンでは新人発掘と称して、新しい支援議員を募集することにしています。その手伝いをすることになっています。

 ところで、今日は今週号のアエラが届きましたが、「今どき議員は脱力系です」という記事に「いままでのイメージを大きく覆す『脱力系』の議員」は「お金もないし、コネもな」く、「大きな野心もない」として5人の地方議員が登場していました。私もとても共感できる内容ですが、こういう記事にきっと腹を立てる有権者がたくさんいるんだろうなと思います。というのは、「自分がやりたいことをやっているだけ」…5人に共通するスタンスはなかなか理解されにくいと思うからです。
 私もこの間、同じようなことをある人に話したところ「そんなこと言うものじゃない」と言われました。でも「みなさまのためにやっています」とだけ言っているのには、何だか‘嘘’がある気がするのは私も同感です。「自分がやりたいことと、人の役に立つことが直接結びつく職業。そんな理想を信じているってことだろうか。」AERAの言うとおりかもしれません。
 でも、最初はそれでもいいかもしれないけれど、きっとその先のことが試されるように思います。「自分のため」だけでもやっていくことができない、やっぱり有権者の人たちの顔と向き合わなくてはならないなと感じます。市民は議員に対して好きなことだけをやってもらうために高い報酬を払っているわけではないはずです。

 「若年層の投票率が低いなかで、いったい誰がこの若い候補者に票を投じたのであろうか。なにを期待して、なにを基準に彼らや彼女たちの名前を書いたのであろうか。これまでの政治分析の常識を駆使してもその答えは見つかりそうにない。
 だが、と思う。じつは投票した人たちにもその理由はわかっていないのではないか。…」
 私のゼミの恩師があるところに寄せた文章です。先生は「これまで通りの投票行動をとっていても何も変わらないことは、多くの有権者に共有されている想い」としています。

 AERAの記事を読んで、思い浮かんだのがこの文章でした。いまいちAERAの記事が何を訴えたいのかわからないけれど、とりあえず私は「若い人に任せてみよう…」と判断した有権者が「もう、選挙には行かない。」と諦めを持ってしまわないように、肩肘はらずにやりたいなと考えています。

投稿者 hisaka : 2003年07月13日

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