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2003年06月17日

議員アンケート・・・多摩市議会ウオッチングの会

 選挙前には「議員の通信簿」を作成し、そして今回は早速に議員アンケート調査回答集を完成。精力的に活動をしていることは議会にとってうれしいことだと思います。
 ところが・・・今回の議員アンケート、回収率が半分以下。11名の議員からの回答しかなかった模様です。何と一緒に会派を組んでいる篠塚さんはアンケートを送りそびれてしまった…とのことでした。厳しいことに期日厳守。篠塚さんによると「もう、送っても間に合わないな…って思ったんだよなあ」とちょっぴりため息まじりでした。
 当選後にはバタバタとアンケートが届きます。私も他に3つのアンケートに協力しました。それぞれ議員としてのスタンスを聞くものでした。結構、答えるのは難しいです。
 それにしても、この調査回答集ですが、私が書いたそのままの原稿が印刷されていることにビックリ。一応は編集してくれる(に違いない)と考えていたので、もっと丁寧に書けば良かったと反省しています。恥ずかしいくらいの字の汚さが目立ちます。もう後のお祭りですが…。
 こういう市民の取組みは議会に緊張感をもたらすわけですが、ある意味、議員もちょっぴり慣れが出てくると市議会ウオッチャーに対しても「あーまた、来てる。」みたいな雰囲気が出てくるのが厄介です。
 どうして、こういう空気が生まれるのかなあ…と考えてみたのですが、このウオッチングの会を客観的に見てみれば、少し偏りがあるからかもしれません。例えばこのアンケートでも議員の通信簿に対する意見が載せられていましたが、採点された議員からは「公平に客観的に」が求められているようです。私自身は1年間しか議会活動をしていなかったので採点対象者外だったのですが、私の眼から通信簿を拝見しても、確かに面白いし、議会が遠い存在にしか感じられない人にとっては読みやすく編集してあると思いました。でも、この通信簿しか知らない人にとっての影響についてどう考えるのか?という部分を重視した時には、もう少し作成の仕方に工夫が欲しいと感じました。

 こう考えると、確かにウオッチングの会の活動の意義は大きいわけですが、この会が本当に議員全員に対して同じスタンスで対応しているならば、私は今回のアンケートについてももう少し回収率が上がった気がするのです。その点でちょっと残念だなと思いました。
 せっかくの機会だと思います。アンケートの内容も一見、無難だけれど議員個々人のスタンスがはっきりとわかるような構成になっています。私もこの調査回答集を見て、他の議員さんの考えていることがわかります。議員にとっても非常に有効な資料なのになと思いました。

 恐らく、公共施設等に置いてあるので、市民の方の眼に触れると思うと(自分の乱筆乱文さには恥ずかしいけれど)反応が楽しみです。

 今日は、午前中は厚生産業常任委員会の傍聴に行きました。この委員会は今回新人議員の方が半分以上なので審議を丁寧に行っています。陳情についても非常に誠実な対応をしようとしているので、その意味ではいい傾向だと感じました。ただ、陳情について採択か不採択かの見解を出す上では、陳情者らの立場を最大限尊重しつつも、どこまで客観的に、全体的(全市的だったり、全都的、全国的…など)に捉えた中で個別事情に対する判断を下すのかが重要です。陳情について丁寧な対応をしすぎ、陳情者の要請や要望事項を「情によってだけ判断する」(かわいそうだから…などと同情心だけで陳情の採択をすると危険)とはならないようにはしたいものです。
 情がないなんて冷たい!と思われるかもしれませんが、誰もに公平に対応をするという部分を忘れてはならないのです。個別課題を全体課題をするにふさわしいかどうかを議論する必要があるように感じています。または個別課題はたくさんあるので、その中で優先順位をどうつけていくかの視点でも公平性も求められます。改めて、陳情の審議に対する自分自身のスタンスを確認しました。

 夜は子育て支援検討市民懇談会の傍聴に出かけました。「子育ての支援はお母さん支援」という委員の発言があったように、まだまだ育児というと男性の参加は少ないのが現実なのかもしれません。でも私は、最近増えつつある父子家庭のサポートへの取組みも進める必要があると感じています。その部分にはあまり触れられていない気がしましたが、母子家庭の抱えている深刻さとは全く別の深い悩みを抱えているのが父子家庭です。これに対する取組み方針もぜひ組みこんでもらいたいと思いました。

投稿者 hisaka : 2003年06月17日

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