« 監査委員の役割は? | メイン | 焼きうどん的発想??? »

2003年06月14日

市民は監査委員になれない?!

 午前中は「住井すゑ百歳の人間宣言」の上映会の手伝いをしました。客入りをかなり心配していたのですが、朝早くからたくさんの方が会場に足を運んでくださいました。実行委員会としてはほっとしたわけですが、私は若い世代にもっと見てもらいたかったので、客層については私ももうちょっと頑張って、声かけしたら良かったなと思いました。
 数人の友人からメールが届き、「住井すゑという人をこれまで知らなかったけれど、こんな人がいたんだってびっくりした。」とか「思いを実行し、戦っている人を見ると本当に衝撃を受けるし、自分も頑張りたいと思う。」という感想、「もっと若い人にも見てもらいたいと思った。」などをもらいました。住井すゑの考え方に共鳴するかどうかは別にしても、存在そのものに価値が在ると感じる人は多いように思います。すごいオバアチャンです。

 午後はゼミ出ました。土曜日はいろんな催しがあるのですが、昨日の監査委員のことを調べたかったのと、先生にも見解を聞いてみようと思ったからです。
 「なぜ、議会から監査委員が選任されるのか?」という部分についてですが、ようやくその理由が明らかになりました。先生によると「立法趣旨からすれば、昔は、特に町や村には監査出来るような能力を持っている人は‘議員’しかいなかった」というのが理由だそうです。
 つまり、議員しか監査委員ができないだろう・・・・という判断があったというわけです。市民は一体?市民には能力がないから議員に任せるのが適当だとされたのです。
 この考えかたは、全く現状にそぐわないと思います。市民の中には議員以上に専門的に監査出来る人が存在します。立法趣旨を考えれば、法律改正をしなければ時代に合わないのは確かです。
 でも、やっぱり法律で決められているので、議選議員を選任しなければならない現実。となれば、議会としての「申し合わせ」や「決めごと」の中で、監査委員の位置づけを再確認する必要がありそうです。例えば「予算に反対した人の中から選出する」という風にです。それに、例えば決算委員会の審議は全議員で行うことを提案したいと考えるのですが(今は半数で行っている)、監査委員をしている議員も審議に加われるのか?などの問題が起きてきそうに思います。

投稿者 hisaka : 2003年06月14日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/379