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2003年06月11日

やっぱりひと波乱?

  一般質問は終わってほっとしました。その感想も吹っ飛ぶほどなのは、やっぱり昨日突然誕生した新会派問題。
 早速に、地域情報キャッチ力のすごい読売新聞には報道もされました。私は新しく会派が出来たことについては異論はないのですが、ただ、会派の設置目的が①先例集の見直し②各種会議の運営方法の見直しをしていくということで一致したというだけ・・・というところにとても残念と不満も残ります。
 というのも会派名の「多摩市議会改革議員連盟」というのを見たら、まるでその会派しか議会改革をしないように誤解を生む気がするからです。特に新聞報道を見ると、そうとられかねないなと思います。私たちの会派でも新しい会派の設置目的である議会の改革のための見直し提案はしていく方向なのに・・・と思うからです。
 新会派の方々は「議会を改革したいと思う方は賛同を!」、、、ぜひ一緒にがんばりましょう・・・ということだと思いますが、私は議会改革もしたいけれども、やっぱり会派としての意見をまとめながら、同一政策、同一目標実現のためにも活動していきたいと考えているので、賛同は出来ても同じ会派で活動をすることはできないわけです。
 今日は代表者会議が開催されて、「会派とは何か」についての議論がありましたが、当然に「基本姿勢、基本政策」で一致が大前提と考える立場と、それは別にして「議会改革」だけでまとまった立場では意見が食い違ってしまいます。代表者会議は全員一致が原則なので、結局なんの結論もでないまま終了してしまいました。
 このままどうなってしまうのかな?という不安が残りました。

 そして、突然に「議員バッチをつけていない人が8人もいる。つけないならバッチを返却するべきだ。」という意見が出されました。誰が議員であるかの区別をするために議員バッチをつけるべきだという主張です。多摩市議会には議員バッチをつけなければならないというキマリはありません。その意味では私は自由でいいと考えています。バッチは洋服に穴があいてしまいます。そしてデザインも良くないので、好んでつけたいと思いません。
 さらに、服装についても「男性はスーツ、ネクタイで問題ないけれど、女性でTシャツを来ているのはどうか?襟付きをきるべきではないか?」と言われました。議員としての品性が疑われるからだそうです。「あー私のことだな…」と思ったわけですが、議員としての品格は格好以上に議場での振る舞いにおいて問われると思います。議場で堂々とずっと目をつぶっている人(もちろん時に睡魔に襲われるのは事実だけど)、ものすごく驚くような汚い言葉の野次を飛ばす人もいます。そちらの方がよっぽどに問題だと考えます。

 すっかりと代表者会議のことで頭がまんぱいです。会派を組むということ、議会人としての品性など、いろんな話題がありました。いづれにしても新しい時代に向けて、新しいスタイルを模索し、確立することが求められているように思います。
 でもやっぱり議会の改革は議員全員で取り組むべきことなので、何となく今回の新会派結成の経緯が禍根を残さなければいいなあ・・・と先を案じてしまいます。

 ちなみに、一般質問は時間オーバーになってしまい、言いたいことが半分くらいしか言えなかった感じです。途中で準備していた再質問をずいぶんと端折ってしまったからです。でも方向としては市民協働を目指していくことは強く確認できたし、今日のやりとりは、何しろ非常に誠実に答えてくださった担当部長さんのおかげで、傍聴に来ていた大学生もイメージが変わったと驚いて、いい印象を持って帰ってくれたのが何よりもうれしいことでした。

投稿者 hisaka : 2003年06月11日

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