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2003年05月27日

学校併設型‘学童クラブ’の設置に向けて

 2週間前、もしかすると年度当初の変更をして、学童クラブを多摩第一小学校に併設することになるかもしれないという話しがありましたが、正式にそのことが決定したようで、今日は小学校建替えのワークショップに健康福祉部からも部長と担当者が挨拶にきました。
 前回の会議に参加していなかったメンバーの中には「えっ、いったい何のこと?」との戸惑いもあったようですが、「いやーよかったじゃないのー、よかった。よかった。」と喜んでいました。私たち検討委員会にとっては大歓迎すべき報告です。
 今日はいよいよ平面配置図を考える最後の段階でした。防犯の面を考え、あとは子どもたちの利便性も考えながら、校門がよく見え、グランドから一番近い場所に人が常駐している保健室を配置したり、職員室がどの教室からも見える場所に配置したり(ちなみに私のグループではコの字型の校舎を考えています)、次々に「こうしたほうがいい。」「いや、こうじゃないか・・・」という意見が出るので、集約が難しく、「やればやるほど、考えれば考えるほど難しくなる。」などと悩みながら配置図を完成しました。
 実際に発泡スチロールで作った部品(各教室や階段、トイレなどなど)を組み合わせるので、かなりリアリティがあります。立体的になるので実際のイメージがわきやすく、広い敷地でも必要最小限の教室を配置するだけでも随分とスペースがいることもわかります。
 私たちのグループではトイレというと校舎の北側にあり、暗くてじめっとしているイメージを変えるために、明るくて光がサンサンとさしこむような場所、南向きに配置することにしました。トイレは健康維持のために重要な場所なので、子どもたちがリラックスできる雰囲気をつくれればいいなあと思います。
 それから、検討委員会の中では「クーラー」を設置するかどうかが論点になっています。「なんて贅沢な・・・」多摩川からの風通しを最大限生かせばいいではないか?という意見もある一方で、子どもたちから寄せられて意見の中で圧倒的に多いのは「クーラーをつけてもらいたい!」という声なので、ここをどう考えるのかを整理していかなくてはなりません。一応、これは教育委員会の方針が大きく関わってくることなので、行政側の課題としてまだ決着がついていません。
 いよいよ検討委員会でも3グループに分かれて配置図を考えてきたわけですが、一本化していくことになります。それぞれのグループからの意見を集約して、設計事務所側で図面描きが始まるので楽しみです。

 今日はもう一つ、議会では代表者会議がありました。多摩市情報システムの管理運営に関する条例が6月議会に提案されるとのことです。その説明がありましたが、いよいよ8月に住民基本台帳ネットワークが本格稼動するのでそのための対策だという説明があったようです。そのことで思い出したのですが、実はある人が市民委員に公募するために、必要書類をメールで送ったそうです。ところがそのメールが担当部署に到着していなかったと言うのです。送信した市民はちゃんと書いてある通りに送信したのに届いていないのは変だと申しいれたところ、(恐らく調査して)行政側のミスが判明したそうです。けれども、それもあとの祭りで、結局、期日を過ぎてから事実が判明したから「今回はすみません・・・。」という回答があり、がっかりしたと話していました。私はこれはとても重大なことだと思います。その方も「つくづくちゃんと顔を見て、重要書類は手渡ししなければと反省した。」とおっしゃっていたわけですが、「でも、とにかくすみません。」という行政側の対応にむしろ困ったと言います。つまり申し込みを一方的に取り下げさせられた格好になったからです。ちなみに「他の方も同じようにインターネットを使っていたのではないですか?」と尋ねたところ、「いや、あなただけだと思います。」という返答には愕然とさせられたと言っていました。
 情報化時代で二言目にはIT推進などと言うわけです。こんなことが二度と起こらないようにしてもらいたいです。今までにも同じようなことがあったのではないかと心配すらわいてしまいます。情報化で何でもコンピューターで管理されるわけですが、情報システムへの不安はやはり拭えません。条例が出来たとしても・・・という部分もあります。何はともあれ、今回の「メールがちゃんと届かなかった事件」がちゃんと庁内で共有される必要があります。そして今後に生かしてもらいたいです。例えばメールが届いた時点で自動的に「受付しました」という一文だけでも市民に返信すれば済む話だからです。

投稿者 hisaka : 2003年05月27日

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