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2003年04月19日

「聴く」政治へ 「伝わる」政治を

 いよいよ明日が市議会議員選挙の告示です。またたく間の一年間の総括をしながら、心の準備をしています。

 政治はみんなが幸せになる方向性を拓いていくものだと思います。だから議員の仕事は夢を描きながら、市民と一緒に今をつくるのだと思います。

 新しい時代のまちづくりは市民が主役です。でも、忘れてはならないのはたくさんの市民がいるということです。声が大きい人も小さい人も、もしくは声を全く出さない人もいるからこそ、議員には「聴くことの力」が求められていると思います。ひとりの利益が、実はみんなの利益につながることもきっとあると思います。声を聴くこと、拾うこと、耳をすますことを大事にしていく「政治」を目指します。

 新しい時代のまちづくりのリーダーは市民です。だからこそ、もっと伝えることを大事にする必要があります。行政も、議会も縁の下の力持ちです。今までの行政主導でまちづくり、特に多摩ニュータウンは行政の巨大実験都市です。でも、この無機質な‘まち’の心を造ってきたのは行政でも議会でもなく、ここに住まう人々だったと思います。時代も大きく変わりました。ますます一人一人の市民の力が注目されるのはやはり「心」を重視するからだと思います。
 地方分権が目指すのは、住んでいる人の「心」を大事にするまちづくりです。当事者なき政治の状況を変えていくためにも、国の大きな権限を市民により身近な自治体へ分権し、より当事者感覚を反映させたいとしています。当事者にきちんと意見を求めていくためには、もっと「伝わる」政治をしなくてはなりません。

 「聴く」「伝わる」を大事にした議員活動は、きっと議員と市民との距離をより密接なものへと変えていき、そして議会という場所を市民の身近な存在へとつなげていくはずです。
 政治は私たちの暮らしそのものです。誰もが幸せになりたいし、暮らしをよくしていきたいと願っています。政治にはその思いを実現させるお手伝いができるのです。だから、私はもっともっとたくさんの人が気軽に政治に関われるような窓口を広げていく仕組みをつくっていきたいと考えます。なぜなら政治は「まちづくり」だからです。

 たくさんの人の願いがかなえられる「まちづくり」は、みんなに同じようにチャンスがあることが欠かせない条件です。私はそのためにもまず始めに市民自治基本条例を制定して、誰もが「まちづくり」に直接関わろうと思った時、その思いがカタチにできる万全な体制をつくることが目標です。

投稿者 hisaka : 2003年04月19日

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