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2003年04月15日

政策その⑨ 自然エネルギーを活用しよう!

 ゴミ問題も含めてですが、やはりみんなで地球にやさしい「エコ生活」をしなくてはならないと思います。
 私たちが必要だと思い、そして実現させてきたことがたくさんあります。そして私たちの生活がとても豊かになってきました。でも、その中で忘れてきたのが「謙虚さ」。そのために地球環境が破壊されてきたことを既に私たちはわかっていると思います。だからこそ、軌道修正ができます。率先して行政が自然エネルギーの活用をしていくこと、そして市民の暮らしの中にも自然エネルギーを普及させていくことに努める必要があると思います。
 公共施設や公営住宅には太陽光発電の設置、雨水利用や屋上緑化を進めることが出来ます。今でも街灯、公園の時計などには太陽光発電の小さなパネルがついています。小さすぎて、市民からは見過ごされがちなのが残念です。市民生活の中に自然エネルギーが定着するまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、「ご意見募集」の提案の中にあったような市民発電所が実現するのは夢です。北海道では市民風車が設置されました。主体は市民でNPOです。地球環境への関心は高まっています。
 化石燃料や原子力ではない新しいエネルギーに注目し始めた市民の力を生かして、これ以上地球環境を悪化させないために行政が出来る支援体制が求められます。
 さらに、行政と契約を結ぶ企業などの環境配慮度をチェックし、入札条件の審査項目の中に加え、環境保全活動にも貢献している企業を優遇するなども有効です。すでに一部の自治体では導入されているそうです。多摩市も積極的な取り組みをし、そして市内事業者が環境に配慮した事業展開ができるように支援していかなければなりません。中小企業が環境配慮の設備を導入するコストは、経済状況の厳しさもあり、負担が重いと考えられます。環境を守るための行政の役割は大きいのです。
 みんなが気がついている地球環境の悪化。経費はかかっても何をすべきかはわかっています。わかっているなら行動するしかありません。目先のことだけではなく長期的な視野を持ち、今、何をすべきなのかについて考え、多摩市の「エネルギービジョン」をつくることも必要です。
 もちろんエネルギー確保の問題には国の政策も大きく関わってくるはずです。そういう意味では多摩市から国に対してできる提案もあると思います。エネルギーの自治を目指す。地域で小さなコミュニティごとにエネルギー活用ができる体制は、地球にやさしい自然エネルギー社会になるはずです。


     ★ぜひ、政策に対するご意見やご提案などおよせください★

投稿者 hisaka : 2003年04月15日

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