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2003年04月04日

一面に 光り輝く なの花きいろ

うすピンクの桜の花とは違って、なの花は強い感じがします。なの花でうめつくされた斜面はまぶしいくらいです。
 さて、今回から世帯ごとに投票券が送られてきました。そして多摩市明るい選挙推進協議会、多摩市明るい選挙推進委員会が発行する「多摩市しろばら」というチラシが届きました。このチラシは選挙の啓発情報誌だと思いますが、私は初めて目にしました。せっかくのPR誌ですが、あまりインパクトがないので残念です。この情報誌を見て、ふと・・・そう言えば一度の選挙でどのくらいの費用がかかるのかを調べてみました。
 まず、常設されているのは4名の委員からなる選挙管理委員会です。急な欠員に備えるために補充員が2名います。この選挙管理委員は特別職の位置づけで、事務局は市職員で構成されています。選挙がある年はめちゃくちゃ忙しい部署のようです。逆に、選挙が落ち着いた時には一体どんな仕事をしているんだろう?とも言えます、これについては今度ヒアリングしてみたいことの一つです。それから、明るい選挙推進委員が各地域にて活動をしています。私は推進委員の方々がどのような活動をされているのかが、あまり伝わってきていないのですが、おそらく「しろばら」を個別配布したりしているのだと思います。これら事務局の人件費などを含めて、約4千5百万円が計上されています。
 さて、では「市議会議員選挙費」となると合計で約6千5百万円かかります。投票管理者、投票立会人、選挙立会人のほか、選挙事務にかかる経費など人件費類で約2千3百万円ほど、それから投票所設置や選挙広報関係の費用で約1千万、選挙運動用について、いわゆる選挙カー、ポスター作成、公選葉書作成については公費負担分があり、ここで約2千6百万円とあとは雑費で使われるようです。
 ここで注目をしたいのは立候補者はすべて自分のお金で選挙活動をしているわけでなく、きちんと税金での負担分(公費負担)として計上されている部分があるということです。つまり、この公費負担がされる部分はきちんと選挙運動として市民が認めている活動なのです。
 考えてみれば当然です。この選挙運動はすべて「どんな候補者がいるのか?」を知るためには必要なことだからです。それを考えてみると、ますます選挙が私たち市民一人一人のためにあることがわかると思います。有権者ではなく、市民全体で考えると一人あたり470円ほどの負担です。となれば、有権者数で考えると「一票の価格」はもう少し高値になります。
 投票に行かないということは、それだけ自分自身が納めている税金を無駄遣いしていることになるのです。この認識がまだまだ不足しているように感じます。それは、一票が値段以上の価値があることの実感が少ないからかもしれません。この実感を持てるようにするには、少しでも多くの人が投票所に足を運ぶことが必要です。それ無しには、広げていくことができない・・・とにかく一人一人の行動から変わっていくことを私は伝えられる人になりたいと思っています。
 ちなみに常設の選挙関連費用約4千5百万円、市議選挙費約6千5百万円、そして都知事選挙費約3千万・・・合計で私たちは今年、1億4千万円ほどを「選挙」・・・民主主義ルールのために使うのです。

投稿者 hisaka : 2003年04月04日

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