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2003年03月23日

曇りのち晴れ晴れ!

 朝からいい天気なのに、私の気持ちはかなりブルー。というのも久々に単身赴任先から帰宅した父とちょっとしたモメゴトがあったからです。でも、すっかりステイツマンのメンバーに出会い、元気をもらって今日も一日、とても不得意な遊説をこなすことができました。
 聖蹟桜ヶ丘、永山、そして三越前と3ヶ所出の遊説でしたが、今日はみんなにとっていい日よりだったんだなあと思いました。もちろん私にとってもいい日よりでした。温かいとやっぱり元気が出ます。私は遊説がとても嫌いです。というのは、短い時間で、通りすがりの人に、自分の伝えたいことを伝えるのはとても難しいからです。だから私は遊説をしている自分の姿を見て、時に不安になっています。自分はただ立ってマイクを持っているわけではない、伝えたいことがあるからこそこの場所にたっているんだと思えば、その気持ちと歩いている人にどれだけ届いているのか、半信半疑でいるからです。
 今日は遊説をしながら「平和へのメッセージ」を集めました。これだけ反戦の声が上がっているに、まだまだその声が届いていかないのは、やっぱりもっともっと一人一人の人が、自分の心の中でだけ反戦を祈るのではなく、たったの「一言」でも表してもらうことだ大事だと思うからです。今日は3ヵ所の遊説の間に思った以上にたくさんのメッセージが集められたと思います。そしてその声の主は、私たちと同世代かもっと私よりも若い世代、中学生や高校生にまで広がっていきました。そのことがものすごくリアリティもあり、未来に対して本当に希望が持てると強く感じた一瞬でもありました。そういう意味で今日はとても晴れ晴れしています。
 実は、ステイツマンのインターン生の一人が一年間留学をするために今日で最後の活動日を迎えました。彼女はとても活発な学生で、将来は自分の‘まち’のために働いていきたい!という情熱を持っている人です。もちろん選択肢の一つとして政治に関わるというものもありました。ところがとても残念なことに彼女は議会ウオッチング初体験の、多摩市議会を見て、「議会で本当にまちが変えられるのかしら?」と思ったそうです。彼女の素直な感想でした。私はこれはとても重大なことだと思います。議会を変えるためには市民の力が必要だからです、やっぱり議会という機構が所持している権限は大きいです。けれども、その議会に対して「変えていける」力を感じきれなかった若い人がいるということに私たちは危機感を持たねばなりません。二十歳の若者の「心」を受け止めることが今、最も必要はことではないかと思います。なぜならばどうして若者の投票率が低いのか?という現実を解明する手がかりでへとつながる可能性はものすごく大きいからです。
 本当の意味で多摩市で市議会をみんなの信頼に値する場所に変えていくためには若者の「純粋さ」が必要だと思います。彼らはまちがいなく二元代表制を学び、そして「地方議会」を見つめていると思います。恐らく「えっ・・・」という驚きやショックを受けながら、地方議会の姿を見つめていると思います。だからこそ、私は彼らたちの感想を求めたいと思っています。
 私は「どうしてこんなに政治離れが進んでしまうんだろう?」って思います。でもそれはやっぱり政治に関わっている人たち全てが方向を間違ってきたからと考えています。「公」パブリックをつくるのは大変だと思います。例えば自分の家の目の前に迷惑施設が建設されるならば反対運動をするけれど、別に自分の家の前じゃなければ別のところで同じ問題があったときでも動けることが大事です。その意識を持たないと前に進んでいけないと思っています。私を含めて、みんなが少しずつ「公」の価値を理解することで、確実に社会の在り方が変わってくるのではないかと考えています。
 一見、自分の為でなくても。実は自分の為になっていることがこの社会では多そうです。だからこそ「情けは人の為ならず」という言葉が生まれてきたんだと思います。
 そういう意味ではみんなが本当に己を捨てた時、本当にやるべきことが見える・・・とも考えられるかもしれません。

 よくよく考えたら私たちはアメリカ産の民主主義でこれまで突っ走ってきたと言えます。でも今は、おそらく新しい流れがあると感じています。ぜひその流れを上手に汲み取りながら、新しいまちづくりの方向性を見出したい!これがステイツマンや私の思いです。今日の青空の下で私たちの思いがどれほど伝えられたのかはわからないけれど、他市の住民からも「がんばれ!」と声をかけてもらうことは本当に励みなります。励ましてくれる人たちの声を受けて、もちろんあとは「議員
」という立場に在る自分次第だと思っています。これからは地域から発信するのだと思います。アメリカ産民主主義でもなく、日本産民主主義でもなく、「多摩市産民主主義」をつくっていくために、いろんな人の力を借りながら、とにかく今置かれている環境の中で最大限の努力はして、悔いない活動をしたい!というのが今、この場所で活動報告を書いている私の素直な心です。

投稿者 hisaka : 2003年03月23日

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