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2003年03月22日

冬に逆戻り?

 すっかりと冬に戻ってしまったかのように寒い一日でした。事務所に行って打合せをしたり、事務作業をして過ごしました。こんなに寒いと外に出る気分がまったくわいてきません。
 議会の最終日に向けて、来年度予算についての討論書を書くことになっているのに遅々として進まず。イラク攻撃を報道するテレビが気になります。イラク攻撃の衝撃にかき消されてしまいましたが、日本の中では徳島県の知事が議会の不信任案可決を受けました。長野に引き続く「乱」です。知事の提案をことごとく否認してきた議会が、時代の流れをどう読んできたかが非常に問われています。つまり県議選は4年前、でも、知事選は前知事の不信任のお蔭で約2年弱前に行なわれました。「吉野川」問題が焦点になっていて、市民グループの中から推薦され当選をした知事です。その事実について、まさに時代の潮流を読んでいない議会の在り方が露呈されたと思っています。4年前と2年ほど前では確実に時代は進んでいるし、人々の意識も変化をしています。徳島の人たちがつきつけられてきたのは、自分たちの意思を議会が否定したとの事実だと思います。
 でも、もしかすると情勢は変わっているのかもしれません。今度の県議選、何しろ私は議会がずるいと思いました。知事が不信任案を受け議会を解散する決断をしても議員自らが受ける打撃は同じです。どちらにせよ改選時期を迎えているこの時の不信任案可決は非常に問題ありだと思います。なぜなら、不信任案を可決した議会の責任は改選と同時に失われるのです。可決に賛成した議員たちはどこまで責任を取るつもりだったのでしょうか?
 議席は誰のためにあるのでしょうか?「私」のための議席を確保するために選挙があるわけではないのです。プロの手腕を求め、高い専門性と技術を議員に求める意味では「生業としての議員」が必要かもしれません。その反面、議員を生業にしている現状が「私」のための議席確保に必死になる議員を作り出すこともまた事実ではないかと思います。

投稿者 hisaka : 2003年03月22日

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