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2003年03月07日

学校から全面禁煙に

  たばこの問題は難しいです。健康のためには禁煙が一番だけれど、ある意味では吸うか吸わないかは自己選択自己責任。とはいうものの撒き散らされるたばこの煙はある意味で公害。嫌煙家にとっては本当にいい迷惑です。さらにはこのケムリが人体に有害なので、愛煙家が加害者になる場合もあるのです。
 学校での全面禁煙は三重県をスタートにして、東京でも青梅市では取組みが始められました。「たばこ」のことを指導する先生が生徒にきちんと示しをつけるためには当然のことかもしれません。そして成長期の子どもの体に対する影響の大きさを考えても、この取組みは進めてもらいたいことです。
 今日の一般質問の答弁の中で教育委員会は先生たちの心の準備期間もあるので少し時間は欲しいけれど「学校の全面禁煙化」を進めいきたいとの意向を示しました。
 いまや分煙は当然の時代です。「体に悪いことを自ら選ぶ」というのが私には全く理解できないのですが、「たばこ命」の方がたくさんいることは現実です。たばこを吸わないと落ち着かないという人もたくさんいます。たばこは国によって守られてきた産業であったことが、これだけ愛煙家を生み出してきたと私は思っています。そして今では、たばこ税は貴重な税源にもなっているのも事実です。私は「たばこ廃止」には賛成ですが、これを実現したらすごいと思います。それくらいに「たばこ」をめぐるシガラミは複雑です。でも、何はともあれ、学校が全面禁煙化に向けて動き出すことを明言した教育長です。早期にスタートしてもらいたいと思います。

投稿者 hisaka : 2003年03月07日

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